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ひざ関節

リボーンクリニック 大阪院のひざ関節

膝の痛み 腰との関係を徹底解説|原因と予防法を紹介

この記事の内容
  1. 膝の痛み 腰との関係を徹底解説について原因と予防法を紹介
  2. 膝の痛み 腰の痛みが同時に起こる原因とは
  3. 膝の痛み 腰が原因の場合の対処と予防策
  4. まとめ・膝の痛み 腰との関係を徹底解説|原因と予防法を紹介
  5. Q&A|膝の痛み 腰

膝の痛み 腰との関係を徹底解説について原因と予防法を紹介

「膝が痛いと思っていたら、いつの間にか腰までつらくなってきた…」


こんなお悩みを抱えていませんか?

膝と腰は体のバランスを支えるうえで密接に関係しており、片方の不調がもう一方に影響を及ぼすことは珍しくありません。姿勢の崩れや筋力の低下、さらには神経の圧迫など、複数の要因が絡み合って膝と腰に同時に痛みが現れるケースもあります。

本記事では、「膝の痛み 腰の痛みが同時に起こる原因」から、「姿勢や骨盤の歪み」「坐骨神経痛との見分け方」「腰椎椎間板ヘルニアが膝に与える影響」まで、幅広い視点で症状のメカニズムと対処法を解説していきます。

「膝に違和感があるのに治らない」「腰をかばうと膝まで痛くなる」と感じていたら・・・それは身体からのサインかもしれません。この記事を読むことで、自分の状態を見極め、適切な対応を見つけるヒントが得られるはずです。

 

  • この記事で分かること

  • ☑  膝と腰の痛みが同時に起こる主な原因
  • ☑  姿勢や骨盤の歪みが痛みに与える影響
  • ☑  坐骨神経痛や椎間板ヘルニアとの関係
  • ☑  筋力低下や体重増加による負担の連鎖
  • ☑  自宅でできる予防・対処法と受診の目安

 

膝の痛み 腰

 

膝の痛み 腰の痛みが同時に起こる原因とは

膝と腰に同時に痛みを感じるとき、その背景には、けして一つではなく複数の原因が関係していることが多数です。

特に体の構造や動きの連動性を理解すると、これらの症状の関係性が見えてきます。腰と膝は、骨盤を中心に互いに影響し合いながら全身のバランスを支えているからです。

例えば、腰が丸まるような不良姿勢になると、体重が前方にかかり、膝への圧力が増加します。また、筋肉の衰えや体重の増加によっても、これらの部位に余計なストレスが加わります。さらには、神経の圧迫によって痛みやしびれが引き起こされるケースもあります。

どれか一つの原因ではなく、いくつもの要素が重なって痛みが出ているケースが多いのです。そのため、「どこが悪いのか」と単純に判断するのは難しく、専門医による評価が必要です。

 

原因カテゴリ 内容の具体例 備考
姿勢の崩れ 猫背、反り腰、長時間のデスクワーク 骨盤が歪み、腰と膝の負担が増える
筋肉のアンバランス 大腿四頭筋とハムストリングの偏り 代償動作が生じ、膝・腰にストレスがかかる
体重増加 肥満による膝・腰の負荷増加 関節への圧力が倍加する
神経圧迫 坐骨神経痛・椎間板ヘルニアによる神経のしびれや痛み 膝自体に原因がない場合も
骨盤の歪み 骨盤前傾・後傾、O脚・X脚 姿勢や歩行バランスが悪化

 

  • 【ポイントまとめ】
  • ・姿勢や体重バランスの乱れが膝と腰の両方に影響する
  • ・加齢や筋力低下が複合的な痛みを引き起こす要因に
  • ・神経の圧迫も無視できない重要な視点

 

姿勢の崩れが膝と腰に与える影響

普段の姿勢が悪いと、膝や腰に少しずつ負担が蓄積していきます。意識しづらいかもしれませんが、この「小さな積み重ね」が痛みの原因となることは少なくありません。

背中が丸まった姿勢、猫背、足を組む癖 ── これらの習慣は骨盤の位置をゆがませます。

すると、重心がズレて体の支え方が不自然になり、膝や腰の関節に余計な力がかかります。とくに座っている時間が長い人や、スマホを長時間使う方は注意が必要でしょう。

具体的には、骨盤が後傾して腰が丸まると、膝が前に突き出て関節に圧力が集中します。逆に骨盤が前傾すると、腰の反りが強まり腰椎への圧迫が増し、膝も不安定になります。つまり、姿勢ひとつで全身のバランスが大きく崩れてしまうのです。

意識的に正しい姿勢を保ち、必要に応じて骨盤矯正やストレッチを取り入れることが、痛みの予防につながります。

 

  • 【姿勢の崩れによる影響】
  • ・骨盤の傾きが膝・腰の負担を左右する
  • ・猫背や反り腰で痛みのリスクが高まる
  • ・デスクワークやスマホの姿勢が要注意

 

筋肉のアンバランスによる負担の連鎖

筋肉のバランスが崩れると、身体の支え方に偏りが生まれ、それが膝や腰に思わぬダメージを与えることがあります。

身体を支える筋肉は、前後・左右のバランスが取れてはじめて機能的に働きます。しかし、たとえば太ももの前側(大腿四頭筋)だけが強く、裏側(ハムストリングス)が弱ければ、膝にかかる負荷が不均等になります。同様に、腹筋が弱くて背筋ばかり使っていると、腰椎への負担が増えるのです。

さらに、筋力が足りなければ、体のバランスを取るために他の部位が「代償動作」を行い始めます。膝が痛ければ腰をかばうようになり、腰に痛みが出る。こうした負の連鎖が起こりやすくなります。

 

✅ 代償動作(だいしょうどうさ)とは
ある部位がうまく動かせないときに、他の筋肉や関節が無意識にその動きを補おうとすることです。例えば・・・
膝が痛くて曲げにくい人が、腰を傾けたり、足を引きずるように歩くのは「代償動作」です。注意すべきは、一見うまく動けているように見えても、本来のバランスではない動きが続くことで、今度は腰や股関節など別の場所に負担がかかり、新たな痛みにつながることがあります。代償動作は「かばう動き」であり、短期的には便利でも、長期的には身体に悪影響を与えることがあるのです。

つまりは、筋肉のバランスを整えるためには、過度に鍛えるよりも「使えていない筋肉」に着目することが大切です。理学療法士の指導のもと、バランス良く筋肉を育てる運動を取り入れることが効果的なのです。

 

  • 【負担の連鎖を生む筋肉のアンバランス】
  • ・筋肉が使われないことで周囲の部位がかばう
  • ・一部の筋肉の硬直が姿勢や動きに悪影響
  • ・バランス改善には全身の筋力評価が重要

 

神経圧迫が膝と腰に及ぼす症状

腰から伸びる神経が圧迫されると、膝や足にも影響が出ることがあります。これは「神経の通り道」が腰から膝、足へと続いているためです。

たとえば、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症では、坐骨神経が圧迫されることで太ももや膝、すね、足先にかけて痛みやしびれが広がることがあります。このとき、膝自体に異常がなくても、膝に違和感や痛みを感じるケースがあるのです。

実際、長く歩けない、膝の裏がジンジン痛む、休まないと再び歩けないといった症状は、腰の神経トラブルによる可能性が高いといえます。

このような場合は、整形外科でMRIなどの画像検査を行い、原因となる神経圧迫の場所を特定することが必要です。関節の治療だけでは根本的に解決できないため、神経系の診断を受けることがカギとなります。

 

  • 【神経圧迫が引き起こす症状】
  • ・膝の痛みやしびれの正体は「腰」の場合がある
  • ・神経症状は休憩によって一時的に改善することも
  • ・関節だけでなく神経の状態確認も忘れずに

 

体重増加と膝・腰の痛みの関係

体重が増えると、膝や腰への負担は想像以上に大きくなります。見た目以上に、関節には「何倍もの重み」がかかっているからです。

とくに膝関節は歩くたびに体重の3~5倍もの衝撃を受けるといわれています。つまり、体重が5kg増えただけでも、歩行時には15~25kg分の負担が膝に追加されてしまうという驚きの結果が返ってきます。腰もまた、体幹を支える要として常に重力を受け止めており、肥満により姿勢が崩れるとその負荷がさらに増大します。

さらに肥満は、単に物理的な重さだけでなく、筋力低下や姿勢の崩れを招くことで、膝・腰両方に痛みを引き起こす引き金になります。運動不足になりがちで、筋肉が支えられない状態が続くと、関節がダイレクトにダメージを受けるようになるのです。

体重管理は、痛みの予防だけでなく再発防止にもつながります。無理な食事制限よりも、バランスの取れた食事と軽い運動を組み合わせて、少しずつ継続することが肝心です。

 

  • 【ポイント】
  • ・体重増加は膝・腰に大きな物理的負荷をかける
  • ・姿勢や筋力低下も痛みの悪化に拍車をかける
  • ・急激なダイエットは逆効果のため注意が必要

 

骨盤の歪みがもたらす膝と腰の不調

骨盤は、腰と膝の“中継地点”として重要な役割を果たしています。その骨盤が歪むと、体全体のバランスが崩れ、膝や腰に異常が出やすくなります。

骨盤の歪みには、「前傾型」と「後傾型」があり、どちらも腰や膝に負担を与えるリスクがあります。前傾では腰が反ってしまい、腰椎に強い圧力がかかります。後傾では猫背になり、歩行時のバランスが崩れて膝に過剰な負担がかかりやすくなるのです。

たとえば、骨盤が後傾していると太ももの裏の筋肉(ハムストリング)が硬くなりやすくなります。これが膝の動きの妨げになり、膝関節の不安定性を生むのです。さらに、股関節の動きが悪くなることで、腰を過剰に使うようになり、腰痛が生じるケースも少なくありません。

日頃からストレッチや骨盤矯正を意識し、左右差を感じた場合は専門家に相談することで、早期の改善が見込めます。

 

  • 【骨盤の歪みによる影響】
  • ・骨盤前傾型は腰の反り痛、後傾型は膝の不安定につながる
  • ・股関節や太もも周りの筋肉に影響を及ぼす
  • ・長時間のデスクワークや足組みの癖に注意

 

骨盤から膝にくっつく筋肉の役割

骨盤と膝の間には、複数の筋肉が橋渡しのように繋がっており、歩行や立ち座りなどあらゆる動作に関与しています。

代表的な筋肉には、大腿直筋・ハムストリングス・縫工筋・大腿筋膜張筋などがあります。これらは骨盤から始まり、膝の前後・内側・外側へと伸びており、単なる「膝を動かす」以上の役割を果たしています。

たとえば、大腿直筋は膝を伸ばす動きだけでなく、股関節の屈曲にも関わる筋肉です。ハムストリングは膝を曲げると同時に骨盤を後ろに引く力を持ちます。つまり、どれかが硬くなったり弱くなったりすると、骨盤や膝の動きにズレが生じ、それが痛みや違和感の原因となってしまうのです。

このため、膝だけでなく腰痛を抱える方も、これらの筋肉の柔軟性やバランスに注目する必要があります。ストレッチや筋トレで適切にケアすることで、関節の安定性を高め、痛みの予防や軽減に繋がります。

 

  • 【主な筋肉の役割と関連性】
  • ・大腿直筋:膝を伸ばし、股関節を曲げる
  • ・ハムストリング:膝を曲げ、骨盤を安定させる
  • ・大腿筋膜張筋・縫工筋:姿勢保持やバランス補助

 

腰椎椎間板ヘルニアが膝に与える影響

腰椎椎間板ヘルニアは、腰のトラブルと思われがちですが、実は膝の痛みにも深く関係しています。

この疾患は、腰椎の椎間板が飛び出して神経を圧迫することで発症します。とくに坐骨神経が圧迫されると、その神経が通る太ももから膝、すね、足先にかけてしびれや痛みが広がることがあります。つまり、膝自体に異常がなくても「神経症状」として膝に違和感が出るのです。

また、ヘルニアによって下半身に力が入りづらくなると、膝関節をしっかり支えられず、歩行時のふらつきや関節の不安定さを感じやすくなります。放っておくと慢性的な膝の痛みに移行する可能性もあります。

整形外科では、MRIや神経学的な検査を通して、腰からくる症状かどうかを診断します。膝だけの治療では改善しないケースも多いため、腰との関連を早めに確認することが大切です。

 

  • 【腰椎椎間板ヘルニアによる影響】
  • ・坐骨神経を介して膝に痛みやしびれが出
  • ・関節が不安定になり膝への負荷が増す
  • ・早期に検査・判断を行うことで重症化を防げる

 

膝の痛み 腰が原因の場合の対処と予防策

腰に起因する膝の痛みを改善するには、腰と膝の両方にアプローチすることが不可欠です。片方だけをケアしても、原因が取り除かれないままでは痛みの再発を招きかねません。

具体的には、不良姿勢の修正、適度な運動、ストレッチ、そして日常動作の見直しなどを複合的に行うことが有効です。腰からくる膝の痛みは、姿勢や筋肉のアンバランスといった「日々の積み重ね」が原因になっているケースが多いため、生活習慣の改善が鍵となります。

また、痛みが強い場合や長期間続いている場合は、整形外科で画像検査(MRIなど)を受け、神経や骨、関節の異常がないかをチェックしておくと安心です。関節注射やリハビリ指導など、医療的な選択肢も早期に検討できます。

 

  • 【対処と予防の基本】
  • ・姿勢のクセや生活習慣を見直す
  • ・腰と膝を連動してケアする
  • ・痛みが強いときは自己判断せず受診を検討

 

姿勢改善が膝と腰の痛みを軽減する

立ち方や座り方など、何気ない姿勢が膝や腰の痛みを引き起こしている可能性があります。姿勢を整えることは、最もシンプルでありながら効果的なケア方法の一つです。

正しい姿勢とは、背骨が自然なカーブを保ち、骨盤が真っ直ぐに立った状態を指します。猫背や反り腰のまま長時間過ごすと、腰に過剰な負担がかかるだけでなく、膝関節にも歪んだ力が加わり、炎症や摩耗を引き起こすことがあります。

たとえば、デスクワーク時には椅子に深く座り、足裏を床につけた姿勢を保つだけでも効果があります。さらに、長時間同じ姿勢を続けないよう、1時間に1度は立ち上がって軽く体を動かすことを意識しましょう。

姿勢を改善するだけで、腰・膝の負担が大きく軽減されるケースは少なくありません。鏡を使ってチェックしたり、整体やピラティスなどでプロの指導を受けるのも良い選択肢です。

 

  • 姿勢改善のポイント
  • ・骨盤を立て、背中は自然なカーブを維持
  • ・座位でも足裏をしっかり床に着ける
  • ・長時間の同一姿勢を避け、適度に動く

 

運動不足と筋力低下への対策方法

膝と腰の痛みは、運動不足や筋力の衰えと深く関係しています。筋肉が弱くなると、関節を守るクッションの役割が果たせなくなり、結果として痛みを引き起こしやすくなるのです。

とくに加齢とともに衰えやすいのが、太ももの前側の大腿四頭筋や、腰を支える体幹の筋肉です。これらが弱くなると、ちょっとした階段の昇り降りや立ち上がり動作でも負担が増大します。

筋力低下を防ぐためには、無理のない範囲での運動を習慣化することが大切です。軽いウォーキングや椅子スクワット、姿勢を保つための体幹トレーニングなどが有効です。痛みがある場合でも、水中ウォーキングなど関節にやさしい方法を選べば安全に始められます。

また、運動とあわせてタンパク質を意識した食事を摂ることで、筋肉の維持にもつながります。短時間でも継続することが、長い目で見て確かな成果を生むカギです。

 

  • 【対策の要点】
  • ・大腿四頭筋・体幹の筋力維持がポイント
  • ・無理なく継続できる運動を選ぶ
  • ・栄養と運動をバランスよく取り入れる

 

腰と膝をケアするストレッチ5選

腰と膝を同時にケアするには、下半身全体の柔軟性を高めるストレッチが効果的です。特に股関節や太もも周辺の筋肉をゆるめることで、腰と膝への負担が軽くなります。

以下に紹介する5つのストレッチは、自宅でも簡単に行えるものばかりです。

 

  • |大腿四頭筋ストレッチ

    - 壁や椅子を支えに、片脚を後ろに曲げて足首を持ち、太ももの前側を伸ばします。

  • |ハムストリングスストレッチ

    - 椅子に浅く腰かけ、片脚を前に伸ばして上体を前に倒し、太ももの裏をじんわり伸ばします。

  • |股関節の開脚ストレッチ

    - 床に座り、両足の裏を合わせて膝を外に倒し、股関節周囲の柔軟性を高めます。

  • |腰筋ストレッチ

    - 片膝を立ててランジの姿勢を取り、後ろ脚の股関節の前面を伸ばします。

  • |ふくらはぎ・前脛骨筋ストレッチ

    - 足を前後に開いてアキレス腱を伸ばしたり、つま先を上下に動かすことで足首周辺の柔軟性を整えます。

 

これらを1日5分でも継続することで、腰や膝の負担を減らし、動きやすい身体を目指せます。呼吸を止めずに、痛みを感じない範囲でじっくり行うことが大切です。

 

ストレッチ名 主に伸ばす筋肉 効果
大腿四頭筋ストレッチ 太ももの前面 膝関節の安定性向上、反り腰の改善にも効果あり
ハムストリングストレッチ 太ももの裏側 骨盤の安定、膝や腰の可動域向上
股関節ストレッチ 股関節まわり 歩行バランスの改善、膝・腰の連動性をサポート
腸腰筋ストレッチ 股関節前面 腰椎の反り改善、長時間の座位姿勢による負担軽減
ふくらはぎストレッチ ふくらはぎ〜足首周囲 歩行時の衝撃吸収、膝への間接的サポート

 

おすすめストレッチ

  • ・大腿四頭筋:前ももを伸ばす
  • ・ハムストリングス:太もも裏を緩める
  • ・股関節:可動域を広げて歩行を改善
  • ・腸腰筋:腰と脚の連動性を高める
  • ・足首周辺:膝の衝撃吸収を助ける

 

膝が歪むことで起こる身体の不調

膝関節が正しい位置からズレてしまうと、身体全体に不調が広がる恐れがあります。膝は体重を支える要であると同時に、下半身のバランスを保つ役割も担っているからです。

具体的には、膝が内側や外側に傾いてしまうと、骨盤や背骨に余計な力が加わり、結果的に腰痛や股関節痛を引き起こすことがあります。O脚・X脚といった歪みがある人ほど、腰への負荷が高くなる傾向にあります。

また、膝の歪みが長期間続くと、筋肉の緊張がアンバランスになり、姿勢が不安定になります。それによって足首の痛み、肩こり、さらには首の違和感など、膝とは関係なさそうな不調が現れることも珍しくありません。

このような連鎖を防ぐには、膝だけでなく身体全体のアライメント(骨格の整列)を見直す必要があります。専門家による姿勢分析や足の形に合った靴選びも効果的です。

 

  • 膝の歪みが引き起こす不調
  • ・骨盤や背骨に歪みが連鎖する
  • ・足首や股関節など他部位に負担が波及
  • ・姿勢の崩れによる慢性的な肩こりや腰痛

 

坐骨神経痛と膝痛の見分け方

膝が痛むとき、その原因が膝関節そのものか、あるいは神経から来ているのかを見分けることはとても重要です。とくに、坐骨神経痛によって膝が痛む場合は、治療方法がまったく異なるからです。

坐骨神経痛とは、腰からお尻、太もも、膝、ふくらはぎ、足先へと伸びる「坐骨神経」が圧迫・刺激されることで起こる神経性の痛みです。この場合、膝の裏側や外側に「ズキッ」とするような痛みや、しびれを感じることがあります。一方で、変形性膝関節症などの膝由来の痛みは、主に膝の正面や関節内部の痛みが中心です。

見分けるポイントとして、「膝を押しても痛くないのに、座っているとしびれる」「立ってしばらくすると膝の裏にジンジンした痛みが出る」などが挙げられます。こうした症状がある場合は、神経に原因がある可能性が高いでしょう。

最終的な判断は医師の診察と画像検査が必要ですが、自覚症状の違いを知っておくことで、早期の受診判断につながります。

 

チェック項目 坐骨神経痛の特徴 膝関節の痛みの特徴
痛みの部位 お尻〜太もも裏〜膝裏、ふくらはぎまで広がることも 膝の前面や内側など、局所的
しびれの有無 あり。ビリビリ、ジンジンする感覚 なし。しびれよりも鈍い痛み
動作との関係 座っていてもしびれる/前かがみで悪化する 動作時のみ痛み(歩行や階段昇降)
押すと痛いか 押しても膝自体は痛くない 膝を押すと痛みがあることが多い
疾患の背景 椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など 変形性膝関節症、半月板損傷など

 

  • 見分けのポイント
  • ・坐骨神経痛は「膝以外の部分」にもしびれや痛みが広がる
  • ・膝を押して痛いかどうかで見極める
  • ・しびれ・鋭い痛み・姿勢による変化がある場合は要注意

 

膝の痛み 腰の病気を見逃さないために

膝が痛むからといって、膝だけに原因があるとは限りません。実は、腰椎や骨盤周辺の病気が関係していることも少なくないのです。

特に、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの腰の病気では、神経が圧迫されて膝周辺に痛みやしびれを引き起こします。この場合、膝関節に異常が見られなくても、痛みの症状は現れます。つまり、膝に原因がないのに「膝だけを治療しても改善しない」ケースがあるということです。

また、股関節の硬さや骨盤の歪みが膝に負担をかけていることもあります。こうした原因を見逃してしまうと、根本的な改善に至らず、症状が慢性化する恐れもあります。

痛みの部位だけで判断せず、膝・腰・股関節といった「関連部位」の可能性を考えることが、正しい治療への第一歩です。違和感が続く場合は、膝だけでなく腰の検査も依頼すると良いでしょう。

 

  • 腰の病気を見逃さないために
  • ・神経由来の痛みは膝にも現れることがある
  • ・痛みの発信源を膝と決めつけない
  • ・腰や股関節の状態も合わせてチェック

 

医療機関を受診すべきタイミングとは

膝や腰に痛みがあるとき、「少し休めば治るだろう」と放置してしまうことがあります。しかし、放置することで悪化し、生活に支障をきたすケースも多く見られます。

では、どのタイミングで医療機関を受診すべきかというと、以下のような症状が現れたときが目安です。

 

  • ✅ 受診タイミング
  • ・痛みやしびれが2週間以上続いている
  • ・安静にしても改善が見られない
  • ・歩行が不安定、階段の昇降がつらい
  • ・夜間に痛みが強くなる、睡眠に支障が出る
  • ・太ももや膝下にしびれを感じる
  • ・痛みが左右どちらかに偏っている

 

これらは、単なる筋肉疲労ではなく、関節や神経、靭帯の異常を示している可能性があります。早期に医師の診察を受けることで、症状の進行を防ぎ、リハビリや薬物治療など選択肢も広がります。

自己判断で湿布やサポーターだけに頼るのではなく、症状の背景を正しく知ることが、根本治療への第一歩です。

 

症状 該当する場合は受診を推奨
2週間以上、膝や腰の痛みが続く ✔︎
膝や太ももにしびれや感覚の異常がある ✔︎
夜間痛みが強く、眠れないことがある ✔︎
歩行が不安定、階段の昇降がつらい ✔︎
痛みがあるのに膝を押しても痛みがない ✔︎

 

  • 【受診すべき症状の目安】
  • ・痛みやしびれが2週間以上続く
  • ・安静時や夜間に強くなる痛み
  • ・しびれや歩行困難を伴う症状

 

まとめ・膝の痛み 腰との関係を徹底解説|原因と予防法を紹介

膝の痛みがなかなか治らず、腰にも違和感が出てきたという方は、単に膝だけの問題ではなく、姿勢の崩れや筋力低下、腰椎からの神経圧迫など、複数の原因が関係している可能性があります。

特に膝と腰は骨盤を介して連動して動く関節であり、一方に不調があると、もう一方にも影響が及びやすい構造になっています。体重の増加や骨盤の歪みも、膝への負担を増やし、痛みを慢性化させる一因となります。

さらに、坐骨神経痛や椎間板ヘルニアなどの腰の病気が、膝のしびれや痛みとして現れることもあるため、自己判断で膝だけを対処し続けるのは注意が必要です。

「膝の痛みが治らない」と感じている方は、腰を含めた全身のバランスを見直すことが、根本的な改善への第一歩です。ストレッチや姿勢改善、筋力強化を継続しつつ、必要に応じて整形外科や専門医に相談してみましょう。

少しでも早く痛みから解放され、日常生活を快適に過ごせるように、今日からできることから取り組んでみてください。

 

監修:医療法人リボーンクリニック大阪院

 

膝の痛みの再生医療

 

Q&A|膝の痛み 腰

Q1. 膝の痛みの原因が本当に腰にあるかどうか、どう判断すればよいですか?

A. 膝自体に異常がないのに痛みやしびれがある、膝裏や太ももにも違和感がある、座っていてもしびれるなどの症状がある場合は、腰からの神経圧迫が原因の可能性があります。整形外科でのMRI検査などが判断材料になります。

Q2. 膝と腰の両方が痛いとき、どちらを先に治療すべきですか?

A. 痛みの強さや日常生活への支障の度合いによりますが、腰が原因で膝に症状が出ている場合も多いため、まず腰の検査や治療を受けることをおすすめします。医師に全体の状態を伝えて総合的に判断してもらうと安心です。

Q3. 膝や腰の痛みに効くストレッチは本当に効果がありますか?

A. 正しい方法で継続的に行えば、筋肉の緊張緩和や姿勢改善につながり、痛みの軽減が期待できます。ただし、痛みが強い場合は無理に行わず、理学療法士など専門家の指導を受けるのが安全です。

Q4. 膝と腰の痛みは年齢のせいだから仕方ないですか?

A. 加齢は一因ですが、日常生活の姿勢や運動不足、体重管理の影響も大きいため、適切な対策をすれば予防や改善は十分に可能です。痛みを「年齢のせい」と決めつけずに対処することが大切です。

Q5. どのタイミングで病院に行くべきかわかりません。目安はありますか?

A. 痛みが2週間以上続く、しびれを伴う、歩行や階段の昇降がつらい、夜間に痛みが増すなどの症状がある場合は、早めに整形外科を受診するのが望ましいです。膝と腰を同時に診てもらえる医療機関を選ぶとより効果的です。

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