脳梗塞
リボーンクリニック 大阪院の脳梗塞
脳梗塞のBAD型とは?症状・ラクナ梗塞との違い・治療や予後を解説
脳梗塞のBADとは?症状・ラクナ梗塞との違い・治療をわかりやすく解説
医師から「BAD型脳梗塞の可能性がある」と説明され、聞き慣れない言葉に不安を感じられ情報を探されているのでしょうか。
「脳梗塞 BAD」と検索しても、一般的な脳梗塞との違いや、今後の経過が分かりにくいかもしれません。この記事では、BADの発症の仕組み、ラクナ梗塞との違い、症状、検査、治療、予後を整理してご説明いたします。
なお、症状だけで病型や治療法を正確に判断することは難しいため、専門院にて医師の診察と画像検査に基づいて説明を受けることが大切です。
この記事を読んで分かること
☑ BADの読み方と、どのような脳梗塞なのか
☑ BAD型脳梗塞とラクナ梗塞の違い
☑ 起こりやすい症状と救急要請の目安
☑ 急性期の治療、予後、リハビリの考え方
☑ 再発予防と再生医療を検討する際の注意点

脳梗塞のBADとは
脳梗塞のBADとは、脳の深い部分へ血液を送る「穿通枝(せんつうし)」という細い血管の入口付近に、アテローム性病変が生じることで起こると考えられている病態です。一般に「BAD型脳梗塞」と呼ばれることもあります。
アテローム性病変とは、動脈の血管壁の内側に、悪玉コレステロールや細胞の死骸などの脂肪の塊が、粥腫:しゅくしゅ/プラークになって蓄積する状態のことです。プラークが大きくなると血管が狭くなり、血流が滞り、プラークが破裂すると、血栓(血の塊)が作られ、血管を詰まらせてしまうことがあります。
穿通枝は、脳の太い血管から枝分かれし、運動や感覚に関係する脳の深部へ血液を届けています。BADでは、穿通枝の分岐部付近で血流が妨げられ、その先にある脳組織が虚血状態、必要量の血液が流れなくなることで酸素や栄養が不足してしまいます。
BADは穿通枝領域に生じる点ではラクナ梗塞と共通しますが、病変の成り立ちにはアテローム性病変が関係します。このため、ラクナ梗塞とアテローム血栓性脳梗塞の単純な中間型として分類できるものではありません。
BADかどうかは症状だけでは判断できません。医師が発症後の経過、MRIなどの画像所見、主な脳血管の状態を総合して判断することになります。
BADの読み方と正式名称
BADは、一般に「ビーエーディー」と読みます。英語の「bad(悪い)」という意味ではありません。
正式名称は「Branch Atheromatous Disease」です。日本語では「分枝粥腫病」や「分枝アテローム病」などと表記されることがありますが、資料によって訳し方が異なるため、医療現場や医学文献ではBADという略称が広く使われています。
名称に含まれる言葉には、次のような意味があります。
- ・Branch:枝分かれした血管
- ・Atheromatous:アテローム性の、粥状動脈硬化に関係する
- ・Disease:病態、疾患
つまりBADは、太い血管から分かれる細い血管の入口付近に、アテローム性の病変が生じる病態を表した名称です。
ただし、BADは一般的な脳梗塞の病型と完全に並列する、統一された独立分類として扱われるとは限りません。診断基準にも研究や医療機関によって細かな違いがあります。
医師から「BADが疑われる」と説明されたときは、病変の場所や範囲、症状が進行しているか、今後どのような観察が必要かを確認すると、状態を理解しやすくなります。
BADが起こる仕組み
BADは、脳の太い血管から分かれる穿通枝の入口付近で血流が途絶えることによって起こると考えられています。
動脈硬化が進むと、血管の内側に脂質などがたまり、「アテロームプラーク」と呼ばれる病変が形成されることがあります。この病変が穿通枝の分岐部付近に生じると、血管の入口が狭くなったり、血栓ができたりして、穿通枝へ血液が流れにくくなります。
穿通枝は細い血管ですが、運動や感覚に関係する脳の領域へ血液を送っています。入口に近い部分で血流が止まってしまうと、その先の比較的広い範囲へ血液が届かなくなる可能性があります。
このため、穿通枝の途中や末梢側で起こることが多いラクナ梗塞よりも、梗塞が血管の走行に沿って広がる場合があります。
BADが起こりやすい部位として知られているのは、主に次の血管領域です。
- ・大脳基底核や放線冠へ血液を送るレンズ核線条体動脈
- ・脳幹の橋へ血液を送る傍正中橋動脈
脳のどの領域に梗塞が起きたかによって、現れる症状は異なります。片側の手足の麻痺、顔の動かしにくさ、ろれつの回りにくさなどがみられますが、これらはBADだけに特有の症状ではありません。
また、穿通枝は非常に細いため、一般的な血管画像では入口付近の病変を直接確認できない場合があります。MRIでみられる梗塞の位置や形、症状の経過、主幹動脈の状態などをあわせて診断が検討されます。
高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙などは動脈硬化と関係し、BADを含む脳梗塞の危険因子になります。ただし、危険因子があるだけでBADと診断されるわけではありません。
BAD型脳梗塞の症状と診断
BAD型脳梗塞では、身体の片側に生じる麻痺や、ろれつの回りにくさなどが現れることがあります。ただ、症状自体はラクナ梗塞をはじめとするほかの脳梗塞でもみられるため、症状だけからBAD型かどうかを見分けることはできません。
注意したい特徴としては、発症時に比較的軽くても、数時間から数日程度の間に麻痺などが悪化していく場合があることです。そのため、画像検査だけでなく、入院後の症状の変化も治療方針を考えるうえでしっかり観察されなければなりません。
ラクナ梗塞との違い
BAD型脳梗塞とラクナ梗塞は、どちらも穿通枝の領域に起こる脳梗塞ですが、病変が生じる仕組みや梗塞の広がり方に違いがあります。
BAD型脳梗塞では、穿通枝が太い血管から分かれる入口付近のアテローム性病変が関係すると考えられていて、入口付近で血流が妨げられると、その先の穿通枝領域へ広く影響が及ぶ場合があります。
一方、ラクナ梗塞は、穿通枝の細小血管病変などによって生じる比較的「小さな脳梗塞」です。ただし、両者は発症初期の症状や画像が似ていることがあり、梗塞の大きさや位置だけで明確に区別できるものではありません。
最終的には、MRI上で病変の形や広がりや、主幹動脈の状態、症状の時間的な変化などをもとに、医師が総合的に判断することになります。
起こりやすい症状
BAD型脳梗塞で現れる症状は、血流が途絶えた脳の部位によって異なります。なかでもみられやすいのが、身体の「片側に起こる運動麻痺」や、「ろれつの回りにくさ」が挙げられます。
代表的な症状には、次のようなものがあります。
- ・片側の腕や脚に力が入りにくい
- ・片側の手足が動かしにくい
- ・顔の片側が下がる、ゆがむ
- ・ろれつが回らず、言葉が不明瞭になる
- ・手足や顔の感覚が鈍い、しびれる
- ・飲み込みにくい、むせやすい
- ・立ちにくい、歩きにくい
- ・身体のバランスを保ちにくい
BAD型脳梗塞が起こりやすい脳の領域(レンズ核線条体動脈や傍正中橋動脈)には、脳から手足へ運動の指令を伝える神経の通り道があります。そのため、意識や理解力が保たれていても、片側の腕や脚に強い麻痺が現れることがあります。
一方、これらの症状はBADだけにみられるものではありません。ほかの脳梗塞や脳出血でも起こるため、症状だけで病型を決めることはできません。
症状が進行することがある
BAD型脳梗塞では、発症時には症状が比較的軽くても、その後に麻痺などが強くなる特徴があります。
たとえば、最初は「片手が少し使いにくい」「足がもつれる」といった症状であっても、数時間から数日の間に腕や脚の動かしにくさが目立つようになるケースがあります。症状が少しずつ悪化したり、いったん落ち着いた後に再び強くなったりすることもあります。
こうした経過には、穿通枝の入口付近で血流が妨げられ、梗塞の範囲が広がることなどが関係していると考えられています。
ただし、BAD型脳梗塞と診断されたすべての患者さんで症状が進行するわけではありません。病変の場所や広がり、発症時の状態などによって経過は異なります。
入院後は、手足の動き、話し方、意識、血圧などを繰り返し確認します。症状の変化を早めに捉え、必要に応じて治療方針を検討するためです。自宅で症状が軽くなったとしても、自己判断で様子を見ることは避けてください。脳梗塞では、治療を検討できる時間が限られる場合があります。
検査と画像診断
BAD型脳梗塞の診断では、症状の確認に加えて、頭部CTやMRIなどの画像検査が必要ですが画像だけでBAD型と確定するのではなく、症状の現れ方や時間経過、血管の状態などをあわせて評価することが基本です。
頭部CTは、主に脳出血の有無を確認するために用いられ、脳梗塞と脳出血では治療方針が異なるため、発症直後の検査として大切になります。ただし、発症して間もない脳梗塞は、CTでははっきり映らない場合があるため注意が必要です。
MRIでは、脳梗塞が起きている場所や範囲をより詳しく確認できます。なかでも拡散強調画像(体内の水分(水分子)の動きを画像化)は、発症早期の脳梗塞を捉えるために利用されています。
BAD型脳梗塞では、穿通枝に沿って病変が広がり、MRI上で複数の断面にまたがる梗塞として確認されることがあります。脳幹の橋に起きた場合は、病変が前方まで達しているかどうかなども判断材料になります。
また、MRA(磁気共鳴血管撮影)やCT血管撮影を用いて、脳の主な血管に狭窄や閉塞がないかを調べることもあります。ただし、BADに関係する穿通枝は非常に細いため、詰まった場所を直接確認できない場合もあります。
BADの診断基準には、まだ統一されていない部分があるため、梗塞の大きさだけで決めるのではなく、MRI上の形や位置、症状の経過などを総合して評価しなければなりません。
すぐに救急要請すべき症状
顔や手足、言葉に突然の異常が現れた場合は、BAD型脳梗塞かどうかにかかわらず、すぐに119番へ連絡してください。
特に注意したいのは、次のような症状です。
- ☑ 顔の片側が下がる、口元がゆがむ
- ☑ 片側の腕や脚に力が入らない
- ☑ 片側の手足が急にしびれる
- ☑ ろれつが回らない
- ☑ 言葉が出ない、会話を理解できない
- ☑ 急に立てない、歩けない
- ☑ 物が二重に見える、視野の一部が欠ける
- ☑ 突然、強いめまいやふらつきが起こる
- ☑ 意識がもうろうとする
尚、脳卒中かを判断する場合は、「FAST」という指標を確認する方法があります。尚、症状が数分で消えた場合でも、安心はできません。一時的に脳の血流が悪くなる一過性脳虚血発作(TIA)の可能性があり、その後に脳梗塞を発症することがあります。
救急車を待つ間は、症状が始まった時刻、または最後に普段どおりだった時刻を確認してください。お薬手帳や既往歴が分かる資料も準備しておくと、医師の診断や治療に際して役立ちます。
飲み込みに障害が起きている可能性があるため、食べ物や飲み物、薬を自己判断で口にすることは避け、救急車を利用してください。
BAD型脳梗塞の治療と経過
BAD型脳梗塞の治療では、脳梗塞の広がりや神経症状の悪化をできるだけ抑えることを目指します。状態が安定した後は、リハビリテーションと再発予防へつなげていくことになります。
ただし、BAD型脳梗塞だけを対象とした、特別な治療法が確立しているわけではありません。一般的な急性期脳梗塞の治療を基本としながら、発症からの時間、画像検査の結果、症状の程度、年齢、持病、出血リスクなどを踏まえて治療方針が決められます。
BAD型脳梗塞では、入院後に麻痺などが強くなることがあるため、急性期には手足の動き、話し方、意識、血圧などを繰り返し確認します。経過には個人差があり、比較的早く症状が安定する人がいる一方で、麻痺や構音障害が進行し、継続的なリハビリが必要になる場合もあります。
どんな場合も自己判断するのではなく、担当医から治療の目的や出血などのリスクについて説明を受けることを大切にしてください。
急性期に行われる治療
BAD型脳梗塞の急性期には、脳梗塞の進展や合併症を防ぎ、神経症状の悪化を抑えることを目指して治療が行われます。
発症からの時間や画像所見などによっては、血流の再開を目指す静注血栓溶解療法が検討されます。発症時刻、脳出血の有無、梗塞の範囲、全身状態などを確認し、治療を行えるか医師が判断します。
治療法として、機械的血栓回収療法(MT:Mechanical Thrombectomy)という方法があり、主に太い脳血管が閉塞した場合に検討されます。これは、足の付け根などの血管からカテーテルと呼ばれる細い管を入れ、脳の血管まで通して、詰まっている血の塊(血栓)を専用の器具で物理的に回収します。
血管を再開通させることで、脳の血流を速やかに再開させることが目的です。細い穿通枝の病変が中心となるBAD型脳梗塞では、通常は対象にならないことが多いものの、主幹動脈閉塞を伴う場合などには用いられます。
また、抗血小板薬などによる抗血栓療法や、患者さんの状態に応じた全身管理が行われます。一部の症例では、複数の抗血小板薬や抗凝固薬を組み合わせる治療が検討されることもありますが、BADに対する最適な薬剤や組み合わせは確立していません。
抗血栓薬には血栓形成を抑える作用がある一方、出血の危険性を高める可能性もあり、処方された薬を自己判断で増減したり、中止したりしないでください。
また、急性期には薬物療法だけでなく、血圧、血糖、体温、酸素状態などの管理も行われます。誤嚥性肺炎や深部静脈血栓症などの合併症を防ぐ対応も行われます。
予後と後遺症の考え方
BAD型脳梗塞の予後は、病変の場所や範囲、症状が進行したかどうか、発症時の重症度、年齢、持病などによって異なります。
BAD型脳梗塞では、発症後に運動麻痺が強くなり、日常生活に影響する後遺症が残る場合があります。しかし、BAD型と診断されたからといって、必ず重い後遺症が残るわけではありません。
起こりうる後遺症には、次のようなものがあります。
- ・片側の腕や脚の麻痺
- ・手指の細かな動かしにくさ
- ・歩行や立ち上がりの難しさ
- ・顔面の動かしにくさ
- ・ろれつが回りにくい構音障害
- ・飲み込みにくい嚥下障害
- ・手足や顔のしびれ、感覚の鈍さ
- ・疲れやすさや活動量の低下
障害の現れ方は、梗塞が起きた部位によって変わります。運動の指令を伝える神経経路に影響が及ぶと、意識や理解力が保たれていても、手足に強い麻痺が残ることがあります。
予後を考えるうえでは、発症直後だけで結論を出さないことも大切です。急性期には症状が変化しやすく、脳のむくみや全身状態の影響を受ける場合があります。
その後、治療やリハビリを進めるなかで、身体機能や日常生活動作が変化する可能性があります。一方、「リハビリを続ければ元どおりになる」「一定期間内なら必ず回復する」とは言い切れません。
回復の程度や速度には個人差があります。身体機能の回復だけを目指すのではなく、残っている機能を活用すること、必要に応じて福祉用具や介護サービスを取り入れることも大切になります。
リハビリと再発予防
BAD型脳梗塞では、全身状態や神経症状を確認しながら、適切な時期からリハビリテーションを始めることになります。目的は、麻痺した手足を動かすことだけではなく、日常生活に必要な動作を取り戻し、合併症を予防しながら、その人に合った生活へ戻ることを目指します。
ただし、発症直後は症状が進行する場合があるため、リハビリを始める時期や運動の内容は、脳梗塞の状態、血圧、意識、呼吸、心臓の状態などを踏まえて医師が判断することになります。
「早く動いたほうがよい」と考えて、患者さん本人や家族だけで歩行練習を始めるのは避けてください。転倒や体調悪化につながる可能性があるからです。
リハビリの目標は、症状や生活環境によって異なります。歩行の再獲得を目指すこともあれば、杖や装具、車いすを利用して安全に移動する方法を身につけることを目標にする場合もあります。
また、再発予防も、リハビリと並行して取り組まねばなりません。しかし、BAD型脳梗塞だけに特有の予防法があるわけではなく、一般的な脳梗塞と同様に、動脈硬化の危険因子を管理することが基本となります。
退院後に手足の動かしにくさが、それまでより強くなった、ろれつが回らなくなった、顔がゆがんだといった症状が突然現れた場合は、再発の可能性があります。定期受診を待たず、至急救急要請をしてください。
再生医療を検討する際の注意
脳梗塞の後遺症に対しては、幹細胞などを用いた再生医療の研究や臨床提供が行われています。ただ急性期の脳梗塞治療や標準的なリハビリテーションに代わる治療ではなく、加える治療です。
脳梗塞を発症した直後は、救急搬送、画像検査、再灌流療法や薬物療法、全身管理などが優先されることとなり、標準治療を遅らせてはいけません。
再生医療は厚生労働省が主管となる法律の対象となる治療です。法令に基づく審査や再生医療等提供計画の提出が必要となり、先端治療であるために提供する医療機関選びが大切になります。経験や実績、幹細胞治療においては細胞培養の手法や特長を見極めて依頼しましょう。
また、幹細胞治療、PRP療法、エクソソームを用いる施術は同じ治療ではありません。
- ・幹細胞治療は、細胞を採取・幹細胞を培養するなどして使用する治療です
- ・PRP療法は、患者さん自身の血液から血小板を多く含む成分を調製して使用します
- 。エクソソームや細胞培養上清液を用いる施術は、細胞そのものを投与する治療で、そもそも再生医療ではありません
治療を検討する際は、使用する細胞や製品の種類、加工方法、投与経路、医学的根拠、期待できることと限界、リスク、治療後の対応を確認しましょう。現在受けている薬物療法やリハビリを自己判断で中止せず、まずは適正な技術力を持つ再生医療専門クリニックへ相談したうえで検討しましょう。
当院は、再生医療専門で経験と実績を有し、最も大切な細胞加工に秀でた医療機関です。お気軽にご相談ください。
BAD型脳梗塞に関するQ&A
Q.BADは「バッド」と読むのですか?
BADは「バッド」ではなく、一般に「ビーエーディー」と読みます。「Branch Atheromatous Disease」の頭文字を取った略称であり、英語のbad(悪い)という意味ではありません。
Q.BAD型脳梗塞とラクナ梗塞は同じですか?
同じではありませんが、どちらも「穿通枝(せんつうし)」という細い血管の領域に起こります。
ラクナ梗塞は穿通枝の途中や末梢側の変化が関係することが多いのに対し、BAD型脳梗塞は穿通枝の入口付近に生じるアテローム性病変が関係すると考えられています。
ただし、発症初期には画像や症状が似ており、区別が難しい場合があります。
Q.BAD型脳梗塞は必ず症状が悪化しますか?
すべての患者さんで悪化するわけではありません。
一方、発症時には比較的軽くても、数時間から数日の間に手足の麻痺などが強くなる場合があります。そのため、急性期には入院して神経症状の変化を観察することがあります。
Q.BAD型脳梗塞はMRIで分かりますか?
MRIは、脳梗塞の位置や広がりを調べるために有用な検査です。
BAD型脳梗塞では、穿通枝に沿って病変が複数の断面に広がることがあります。ただし、画像だけで確定できるとは限りません。症状の経過や血管の状態などを含めて、医師が総合的に判断します。
Q.BAD型脳梗塞の後遺症は治りますか?
症状や生活機能がどの程度回復するかは、病変の場所や範囲、発症時の重症度、症状の進行、全身状態などによって異なります。
治療やリハビリによって、手足の動きや日常生活動作が変化する可能性はありますが、すべての人が発症前の状態へ戻れるとは限りません。回復の程度だけでなく、残っている機能を活用する方法や、福祉用具・介護サービスを取り入れることも含めて、医師やリハビリ専門職と目標を検討することが大切です。
Q.脳梗塞後遺症に再生医療を受けられますか?
脳梗塞後遺症に対する再生医療が、研究や自由診療として行われている場合があります。ただし、すべての患者さんが対象になるわけではなく、期待できる効果やリスクにも個人差があります。標準的な薬物療法やリハビリに代わるものでもありません。
治療内容、医学的根拠、費用、リスク、提供計画などを確認し、現在の主治医と再生医療を提供する医師の双方から説明を受けて検討してください。
まとめ・脳梗塞 Bad
BAD型脳梗塞は、脳の太い血管から分かれる穿通枝(せんつうし)の入口付近に、アテローム性病変が生じることで起こると考えられている脳梗塞です。ラクナ梗塞と似た症状を示しますが、急性期に麻痺などが進行する場合があるため、症状の変化を慎重に観察する必要があります。
診断は梗塞の大きさだけで決めるものではありません。MRIなどの画像所見、症状の経過、脳血管の状態をもとに医師が総合的に判断します。顔のゆがみ、片側の手足の脱力、言葉の異常が突然現れた場合は、症状が軽い、または一度治まったとしても、すぐに救急要請してください。
治療後は、状態に応じたリハビリと服薬を続け、血圧、血糖、脂質、喫煙などの危険因子を管理することが再発予防につながります。再生医療を検討する場合は、再生医療の経験や実績並びに強味や特長、また標準治療との違い、医学的根拠も理解した上で慎重に判断しましょう。
当院は、厚生労働省に届出済みの再生医療専門クリニックです。お気軽にお問合せください。
リボーンクリニックは、再生医療専門のクリニックです。
国が定めた「再生医療等安全性確保法」のもと、特定認定再生医療等委員会の厳格な審査を経て、提供計画を「厚生労働大臣」に受理された信頼と安心の「再生医療専門の医療機関」です。
治療にあたりましては、法令を遵守し、院長の青木医師をはじめとした経験豊富な医師が患者さまのお悩みに親身に寄り添います。また、最新鋭の設備と熟練のスタッフといった最高の環境でサポートいたします。
まずはお気軽に無料相談をご利用ください(無理に治療をお勧めすることは一切ございません)


