脳梗塞
リボーンクリニック 大阪院の脳梗塞
脳梗塞の原因と前兆|生活習慣から再発予防まで解説
脳梗塞とは?原因から見直す日常習慣と守るべき体のサイン
脳梗塞は、ある日突然起こる印象がありますが、実際には生活習慣病・心臓病・血管の老化・ストレスや睡眠不足・脱水などの複数の要因が重なって発症に至る病気です。
この記事にたどり着かれたあなたは、ご自身やご家族で脳梗塞を経験した方がおられたり、物忘れ・ふらつきなどの変化が気になって脳梗塞の前兆や予兆といった前触れではないかと心配され、脳の状態を確かめたい、さらに高血圧や不整脈があり、脳梗塞のリスクを意識しておられるのかもしれません。
そうした方々が知っておきたい内容をまとめてました。脳梗塞は、早めに知識を持つことで予防できる部分が確実にある疾患です。
そして、前兆と言われる「一過性脳虚血発作(TIA)」を理解していれば、重症化を避けられる可能性も高まります。
そこで、この記事では、以下のような内容を、初めて読む方でも整理しやすいように体系的にまとめました。
- – 脳梗塞の原因構造
- – 生活習慣病や心房細動との関係
- – 前兆や予兆として現れるサイン・前触れについて
- – 食事・生活習慣による予防
- – 薬物治療による再発防止
- – 検診やセルフチェックによる早期発見
不安を必要以上に煽ることなく、「理解して行動すればリスクは下げられる」そう感じていただければ幸いです。読み進めるにつれ、「脳梗塞の原因など、正しい知識」と「具体的に何ができるのか?」その対策が自然とわかるはずです。
この記事で分かること
- ☑ 脳梗塞の原因構造とタイプ別の特徴が理解できる
- ☑ 生活習慣病・心房細動など主要リスクとの関係が把握できる
- ☑ 前兆(TIA)を含む早期発見のポイントが分かる
- ☑ 予防・再発防止のために取るべき具体的な対策が整理できる

脳梗塞-原因をわかりやすく整理
脳梗塞の原因を理解することは、予防と早期発見に直結します。まず押さえておきたい点は「脳の血管が詰まることで脳細胞が障害される」という共通メカニズムです。ただし、その背景には複数の要因が絡み合っています。
ここでは、初めて学ぶ方でも整理しやすいように、脳梗塞の主要な原因を体系的にまとめてました。たとえば、高血圧・生活習慣病・心房細動などは、それぞれ別の問題のように見えますが、最終的には「血流の途絶」という同じ結末に向かうという点があります。
以下の表は、脳梗塞の代表的な原因と、その作用とメカニズムをまとめたものです。
| 原因 | 脳梗塞に至るプロセス | 注意点 |
|---|---|---|
| 高血圧 | 血管壁を傷つけ、動脈硬化を進行させる | 長期間続くとリスクが急上昇 |
| 動脈硬化 | 血管が狭くなり血栓ができやすくなる | 生活習慣改善で進行を抑制可能 |
| 心房細動 | 心臓内に血栓が形成され脳へ飛ぶ | 大きな脳梗塞につながりやすい |
| 生活習慣(喫煙・運動不足など) | 血圧や血糖、脂質異常を招く | 同時に複数のリスクを悪化させる |
このように、脳梗塞を防ぐためには、単一の要因をみるのではなく、「複数のリスクが積み重なる構造」があることを理解してください。
POINT -
- ●脳梗塞は血管が詰まることで起こる
- ●高血圧・動脈硬化・心房細動が主要原因
- ●生活習慣がリスクの蓄積を加速させる
脳梗塞と脳卒中との違い?
脳梗塞と脳卒中の違いをご存知ですか?似たような言葉ですが、同じではなく、少々意味が異なります。
脳卒中は「脳の血管トラブル全般」を指し、その中に「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」を含んだ広い概念です。一方、脳梗塞はその中の一つであり、「血管が詰まるタイプの脳卒中」を意味します。
こうした区別が必要なのは、症状や治療の方針が異なるためです。脳出血では血管が破れることが問題になりますが、脳梗塞では血流が止まることが最大の課題です。この違いによって治療薬やリスク評価の指針もまったく変わります。
以下の表は、脳卒中と脳梗塞の違いを含めた脳のトラブルについて、その三大分類の特徴をまとめたものです。
| 種類 | 原因 | 特徴 |
|---|---|---|
| 脳梗塞 | 血管が詰まる | 最も患者数が多い |
| 脳出血 | 血管が破れる | 高血圧が主要因 |
| くも膜下出血 | 動脈瘤の破裂 | 激しい頭痛が特徴 |
脳梗塞を理解するためには、まず“脳梗塞は、脳卒中という枠組みの中のひとつ”という位置付けを理解すれば分かりやすくなります。
POINT -
- ● 脳卒中 = 脳梗塞 + 脳出血 + くも膜下出血
- ● 脳梗塞は「血管が詰まるタイプ」の脳卒中
- ● 分類を理解すると治療方針の違いが見える
脳梗塞の種類 - 3タイプとその原因とメカニズム
脳梗塞にも種類があり、原因によって大きく3タイプに分類されます。それぞれの仕組みが異なるため、治療法や再発予防の方法にも違いがあります。
| 種類 | 原因の中心 | 特徴 |
|---|---|---|
| ラクナ梗塞 | 細い血管の動脈硬化 | 高血圧との関連が強い |
| アテローム血栓性脳梗塞 | 太い血管の動脈硬化 | 生活習慣病が背景に多い |
| 心原性脳塞栓症 | 心房細動などの不整脈 | 大きな梗塞で重症化しやすい |
ラクナ梗塞は小さな血管が徐々につまる一方、心原性脳塞栓症は心臓でできた血栓が突然脳血管を塞ぐため、急激に症状が進みやすい点が大きな違いです。この区別は診断から治療方針まで一貫して重要視されます。
脳梗塞の種類を分類して理解することで、読者が「自分や家族がどのタイプに該当するのか」を知り、予防行動に結びつけることができます。
POINT -
- ● 脳梗塞には種類があり「原因別に3タイプ」ある
- ● タイプごとに治療・再発予防が異なる
- ● リスク因子の把握が予防の第一歩
生活習慣病と脳梗塞の関係
脳梗塞は生活習慣病とのつながりが非常に強く、日々の習慣が血管の状態を大きく左右することをご存知でしょうか?ここでは、代表的な生活習慣病と脳梗塞の関係を整理しておきましょう。
まず押さえておきたいのは、生活習慣病が進むほど動脈硬化が悪化し、その結果として脳血管が詰まりやすくなるという点です。血管が狭くなると血液が流れにくくなり、最終的に脳梗塞に至る確率が高まります。
以下は、脳梗塞と関係の深い生活習慣病の代表例です。
| 生活習慣病 | 脳梗塞への影響 | 備考 |
|---|---|---|
| 高血圧 | 血管壁を破壊し、動脈硬化を促進する | 継続すると血管の柔軟性が低下 |
| 糖尿病 | 血管の炎症と動脈硬化を進行させる | 神経障害・腎臓病とも関連 |
| 脂質異常症 | 血管内にコレステロールが蓄積 | 血栓形成の土台になる |
| メタボリックシンドローム | 高血圧・高血糖・脂質異常を複合的に悪化 | リスクが多層化する |
こうした生活習慣病は互いに重なりやすく、リスクが「掛け算」で増えていく点が見逃せません。運動不足や喫煙などの習慣がさらに状況を悪化させるケースもあります。
生活習慣を整えるだけで血管環境が改善し、脳梗塞の発症リスクを大幅に低減できる可能性があります。
POINT -
- ● 生活習慣病は脳梗塞リスクを多層的に悪化させる
- ● 高血圧・糖尿病・脂質異常症は特に関連が強い
- ● 予防の第一歩は生活習慣の改善
心房細動など心臓病が原因の脳梗塞
心房細動を代表とする心臓病は、脳梗塞の中でも「心原性脳塞栓症」というタイプを引き起こします。これは、心臓内で形成された血栓が脳へ飛んで血管を塞ぐというメカニズムです。
他のタイプとは異なり、突然大きな範囲が障害される危険があるため、重症化しやすい点が特徴です。特に高齢者で心房細動が増えることから、年齢層が上がるほど注意が必要になります。
以下に、心房細動と脳梗塞の関係性を簡潔に整理します。
| 心臓病 | 影響の仕組み | 特徴 |
|---|---|---|
| 心房細動 | 心房内に血栓ができ脳へ流れる | 最も脳梗塞を起こしやすい不整脈 |
| 心臓弁膜症 | 血流の乱れで血栓ができやすい | 血行動態が不安定になりやすい |
| 心筋梗塞後 | 心臓のポンプ機能低下で血液停滞 | 血栓形成リスクが上昇 |
心房細動が確認された場合、抗凝固薬を適切に使用することで血栓形成を防ぎ、脳梗塞の発症を減らすことが可能です。
ただし、薬の種類や量は個人によって変わるため、医師による評価が欠かせません。
POINT -
- ● 心房細動は心原性脳塞栓症の主要因
- ● 突然の重症化につながりやすい
- ● 抗凝固薬でリスクを下げられるが自己判断は禁物
脳梗塞の原因-年齢・性別・遺伝などのリスク要因
脳梗塞は生活習慣だけが原因ではなく、生まれ持った要因もリスクに影響します。ここでは、変えられないリスク因子を整理しておきます。
まず年齢については、40歳以降で脳血管の弾力性が徐々に低下し、60歳を超えると脳梗塞の発症率がさらに高まります。これは血管の老化が進み、動脈硬化が蓄積するためです。
性別では、男性の発症率がやや高い傾向がありますが、女性は閉経後にリスクが上昇します。また、遺伝的背景として家族に脳梗塞の既往がある場合は、血管の性質が似ることからリスクが高くなる可能性があります。
以下に、変えられないリスク要因をまとめます。
| リスク因子 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 年齢 | 40代から上昇、60代以降で急増 | 血管老化が主因 |
| 性別 | 男性に多いが女性は閉経後に増加 | 女性ホルモン低下が影響 |
| 遺伝 | 家族歴があると発症率が上昇 | 遺伝的体質が関与する場合あり |
これらの要因は避けられませんが、生活習慣の改善や定期的な診断でリスクを抑えることは十分可能です。特にご家族に脳梗塞歴がある場合は、早めの健康管理が有効です。
POINT -
- ● 年齢・性別・遺伝も脳梗塞リスクに関わる
- ● 40代以降は血管老化によりリスクが上昇
- ● 変えられない要因は生活習慣の改善で補える
脳梗塞の原因となりかねない、ストレス・睡眠・脱水などの誘因
脳梗塞には、高血圧や動脈硬化のような“長期的な原因”だけでなく、日々の生活の中で突然リスクを押し上げる“誘因”があります。代表的なのがストレス・睡眠不足・脱水です。
ストレスは交感神経を刺激し、血圧を急上昇させることがあります。短時間でも血管への負担が増え、血栓ができやすくなる点が見逃せません。睡眠が乱れるとホルモンバランスが崩れ、血糖や血圧が不安定になり、結果として脳梗塞の発症率が上がることが確認されています(出典:厚生労働省 健康づくりのための睡眠ガイド )。
脱水も注意が必要で、水分が不足すると、血液が濃くなり血栓形成が起こりやすい状態になります。特に夏場や、高齢者が水分補給を控える習慣がある場合にリスクが高まります。
| 誘因 | 作用メカニズム | リスクが高まる状況 |
|---|---|---|
| ストレス | 血圧上昇・自律神経乱れ | 精神的負担、緊張状態 |
| 睡眠不足 | ホルモンバランスの乱れ | 連日の短時間睡眠 |
| 脱水 | 血液が濃くなる → 血栓形成 | 食欲不振、発汗量増加、高齢者 |
予防のためには、毎日少しでもストレスを発散する“ゆとり”を確保し、十分な睡眠、水分補給を心がけることが大切です。
POINT -
- ● ストレス・睡眠不足・脱水は“急性誘因”としてリスクを押し上げる
- ● 日々の体調管理が脳梗塞予防に大きく寄与する
- ● 特に高齢者は脱水への対策が欠かせない
原因不明の脳梗塞(ESUS)とは
原因不明の脳梗塞は「ESUS(Embolic Stroke of Undetermined Source)」と呼ばれ、明確な原因が特定できないタイプです。検査を行っても、高血圧・動脈硬化・心房細動など一般的な原因が見つからないケースに分類されます。
このタイプは、一見リスク要因が少ない人でも起こる可能性があり、予防の難しさが特徴です。現在の医療機器では捉えきれない微小血栓や、血液の凝固異常、隠れた心臓病が潜んでいることがあります。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 共通の原因が見つからない | 検査で異常が明確に確認されない |
| 微小血栓・血液凝固異常の可能性 | 現行技術でも検出困難なケース |
| 再発リスクがある | 予防には生活習慣の徹底が求められる |
ESUSの患者は再発予防が特に重要であり、生活習慣改善に加えて、定期的な検査でリスクの推移を確認する必要があります。
POINT -
- ● ESUSは原因が特定できない脳梗塞
- ● 微小血栓や凝固異常など見えない要因が関与
- ● 再発予防には定期検査と生活管理が有効
脳梗塞-原因から見る予防と再発防止
脳梗塞を防ぐためには、原因を理解したうえで、それぞれに対応した予防策を取ることが欠かせません。リスクの構造を整理すると、対策すべきポイントが明確になります。
予防の中心は、生活習慣の改善・持病の管理・早期発見の3つです。
具体的には、適度な運動、減塩食、禁煙、ストレスケアなどの習慣が血管の状態を安定させます。持病がある場合は、医師の指導のもとで薬の継続が必要です。また、脳梗塞の初期症状を見逃さないためのセルフチェックも有効です。
再発防止においては、特に心房細動や動脈硬化の管理が重要となります。抗凝固薬や抗血小板薬による予防は、継続することで再発リスクを大きく低下させる可能性があります。
下記の表は、原因別に取るべき予防アクションをまとめたものです。
| 原因 | 推奨される予防方法 | 注意点 |
|---|---|---|
| 高血圧 | 減塩・運動・体重コントロール | 定期的な血圧測定が不可欠 |
| 動脈硬化 | 食生活改善・脂質管理 | 薬物療法の併用が有効な場合あり |
| 心房細動 | 抗凝固薬の継続 | 自己判断の中断は危険 |
| ストレス・脱水 | 生活リズム改善・水分補給 | 季節によって対策が変わる |
脳梗塞は適切な対策によってリスクを大幅に減らせます。年齢が上がるほどリスクは増えますが、日々の取り組みで予防の効果はしっかり期待できます。
POINT -
- ● 予防は「生活習慣・持病管理・早期発見」の3本柱
- ● 再発防止には抗凝固薬などの継続治療が大切
- ● 原因別に対策を整理すると行動が明確になる
食事と生活習慣で脳梗塞を予防
脳梗塞の予防には、日々の食事と生活習慣を整えることが大きな軸になります。血管に負担をかける要素を減らし、巡りを保つことで脳梗塞の発症リスクを下げられます。
まず食事では、塩分のとり過ぎや高脂肪食を控え、血圧やコレステロール値を安定させる食事が効果的です。野菜・果物・魚・全粒穀物などを中心にすると、血管が健やかな状態に保たれやすくなります。
生活習慣では、運動を継続し、禁煙・節酒を実践することが欠かせません。運動は血圧や体重の管理に役立ち、喫煙は血管を強く傷つけるため、控えるだけでリスクが大幅に下がります。
| 予防項目 | 内容 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 減塩とバランス食 | 野菜・魚・全粒穀物を中心にした食事 | 血圧・脂質の安定 |
| 適度な運動 | 週150分程度の中等度運動 | 体重・血圧・血糖の改善 |
| 禁煙・節酒 | 血管負担の低減 | 動脈硬化の進行抑制 |
| 睡眠・ストレス管理 | 自律神経を整える | 血圧の急上昇を防ぐ |
こうした習慣は誰でも始められる基本的な対策ですが、積み重ねることで脳梗塞の発症をしっかり抑える働きがあります。
POINT -
- ● 食事と生活習慣の改善は最も手軽で効果的な予防策
- ● 減塩・運動・禁煙の3つが血管リスクを大きく下げる
- ● 継続することで脳梗塞の発症予防につながる
脳梗塞の前兆と一過性脳虚血発作
脳梗塞には、実際に発症する前に「前兆や予兆」と言える症状が現れることがあります。その代表が「一過性脳虚血発作(TIA)」です。TIAは、脳の血流が一時的に低下し、数分〜数十分で症状が自然に消える状態を指します。
症状が消えるため「問題が解決した」と勘違いされがちですが、実際には脳梗塞の危険が迫っているサイン、前触れです。TIAを起こした人の10〜15%は3か月以内に脳梗塞を発症するとされています。
| 主な前兆 | 状態 | 説明 |
|---|---|---|
| 片側の手足の脱力・しびれ | 一時的に発生 | 脳の血流低下が原因 |
| ろれつが回らない | 数分で改善することも多い | 言語中枢の一時的障害 |
| 視界の半分が欠ける | 数十分以内に回復 | 視覚領域の血流低下 |
| ふらつき・バランス不良 | 短時間の発症 | 小脳領域の血流変動 |
このような前兆や兆候が見られた場合、すぐに脳卒中に対応できる医療機関を受診する必要があります。短時間で回復しても、原因は解決していないケースがほとんどです。
POINT -
- ● TIAは「一時的な消える症状」でも重篤な脳梗塞の前兆であり前触れ
- ● 症状発生後は早期受診が欠かせない
- ● 短時間の症状でもその兆候を見逃さない姿勢が大切
薬物治療で脳梗塞の再発を防ぐ
脳梗塞は一度発症すると、再発のリスクが高くなる病気です。特に発症後1年以内は再発リスクが高まるため、適切な薬物治療を継続することが重要です。
薬物治療は脳梗塞のタイプによって異なります。動脈硬化が原因のタイプでは「抗血小板薬」が中心となり、心房細動など心臓病が原因の場合は「抗凝固薬」が用いられます。これらの薬は血栓が再び形成されるのを防ぎ、脳梗塞の再発率を下げます。
以下は、脳梗塞再発防止に使用される薬の種類と特徴です。
| 薬の種類 | 対象となるタイプ | 働き |
|---|---|---|
| 抗血小板薬 | ラクナ・アテローム型 | 血小板の凝集を抑制し血栓を作りにくくする |
| 抗凝固薬 | 心原性脳塞栓症 | 血液の固まりやすさを抑える |
| 脂質異常症治療薬 | 動脈硬化型 | LDL低下→血管の安定化に寄与 |
こうした薬は長期的に続けることで効果が見込めるため、自己判断での中断は避ける必要があります。医師の指導に基づき、状態に合わせて継続的な治療と検査を受けることが望ましいです。
POINT -
- ● 脳梗塞後は薬物治療が再発予防の中心になる
- ● 病型ごとに使用する薬が異なる
- ● 自己判断での中断は再発リスクを高めるため注意が必要
検診とセルフチェックで早期発見
脳梗塞は「発症後の時間」が予後を大きく左右します。そのため、前段階で兆候をつかみ、定期的な検診でリスク因子を把握しておくことが早期発見につながります。特に高血圧・糖尿病・脂質異常症・心房細動などを抱える方は、検診による数値の安定が脳梗塞の予防効果に直結します。
セルフチェックも日常の中で取り入れやすく、脳梗塞の早期察知に役立ちます。たとえば、片側の手足のしびれや力が入りにくい感覚、言葉が出にくい状態、視野の異常などは、短時間でも見逃せないサインです。
検診とセルフチェックを整理すると、次のようになります。
| 項目 | チェック内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 血圧測定 | 120/80を超える日が多くないか | 高血圧の早期把握 |
| 採血検査 | コレステロール・血糖値 | 動脈硬化や糖尿病の発見 |
| 心電図 | 心房細動の有無 | 心原性脳塞栓症の予防 |
| セルフチェック | 手足のしびれ・言葉のもつれ | TIA(前兆)の発見 |
こうしたチェックを継続することで、発症の可能性にいち早く気づき、適切な対策につなげられます。
POINT -
- ● 検診は脳梗塞の“リスク因子”を早期に把握する手段
- ● 短時間で消える症状もセルフチェックの対象
- ● 前兆に気づけば重症化を回避できる可能性が高まる
脳梗塞が疑われたときの受診目安
脳梗塞の疑いがある場合は、症状の強弱に関係なく「すぐに医療機関へ連絡する」ことが基本です。時間が経つほど、血流が止まった部分の脳細胞が回復不能な状態へ進むため、迷ったら救急要請が原則と考えてください。
特に、以下のような症状が突然出た場合は緊急性が高い状態です。
| 症状 | 内容 | 推奨される行動 |
|---|---|---|
| 顔のゆがみ | 片側の口角が下がる | 直ちに救急車を要請 |
| 片側の麻痺 | 手足が動かない・力が入らない | 歩いて受診はNG |
| 言語障害 | ろれつが回らない・言葉が出ない | 付き添いが必要 |
| 視覚障害・目の異常 | 視野の欠損・物が二重に見える | 失明リスクに注意 |
| 激しい頭痛 | 出血性疾患の可能性 | 至急医療機関へ |
一見軽く感じる症状でも、TIA(前兆)である可能性があります。
症状が改善しても、その後に本格的な脳梗塞を起こす確率が高まるため、必ず医師の評価が必要です。脳梗塞の疑いがある際の行動ポイントはシンプルです。以下の3点が、後遺症を最小限にする最も確実な行動となります。
- 【重要】
- ・症状が出たら動かない
- ・すぐに救急車を呼ぶ
- ・回復しても受診する
POINT -
- ● 脳梗塞が疑われたら症状の軽さに関わらず救急要請
- ● 症状が消えても医療機関の受診が必要
- ● 早い判断が後遺症を減らす大きな鍵になる
参考)脳卒中(脳梗塞)の前兆やTIAなどは、こちらのページでも詳しく解説しています
まとめ・脳梗塞とは?原因と前兆や予兆、前触れを知り、兆候を見逃さないこと
脳梗塞は、血管が詰まるという最終的なメカニズムは同じでも、背景には生活習慣病・心房細動・動脈硬化・ストレス・睡眠不足・脱水・加齢・遺伝など、複数の要因が重なって発症に至ります。
つまり「脳梗塞 原因」はひとつではなく、日々の暮らしの中で少しずつ積み上がっていくものが多いということです。
前兆や予兆として現れる 一過性脳虚血発作(TIA) を理解しておけば、重症化を防げる可能性がありますし、定期的な検診やセルフチェックを取り入れることで、血圧・血糖・脂質・心房細動などのリスク因子を早い段階で兆候として把握できます。
また、減塩食・運動・禁煙・水分補給・ストレス管理といった生活習慣の改善は、どのタイプの脳梗塞にも共通して有効な予防策です。再発を防ぐには、抗血小板薬や抗凝固薬などの治療を医師の指示のもとで継続することが欠かせません。
脳梗塞は決して避けられない病気ではなく、原因を理解し、行動につなげることでリスクを大きく下げることができます。
あなたやご家族の健康を守るためにも、今日からできる予防の一歩をぜひ踏み出してください。
監修:医療法人香華会リボーンクリニック大阪院
よくある質問Q&A(脳梗塞 原因)
Q1. 脳梗塞の原因で最も多いのは何ですか?A1.高血圧・動脈硬化・心房細動の3つが主要因と考えられています。 Q2. 生活習慣は脳梗塞の原因にどれくらい関係しますか?A2.食生活(塩分・脂質・カロリー過多)、喫煙、飲酒過多、運動不足は脳梗塞のリスクを大きく高めます。 Q3. 加齢や遺伝はどの程度影響しますか?A3.加齢は血管の弾力低下や心房細動の増加と関連しており、40歳以降からリスクが徐々に上がります。 Q4. ストレスや睡眠不足も脳梗塞の原因になりますか?A4.なり得ます。ストレスは血圧上昇や自律神経の乱れを招き、睡眠不足や脱水は血流悪化を引き起こします。 Q5. 原因が分からない脳梗塞(ESUS)とは何ですか?A5.一般的な検査では明確な原因が特定できない脳梗塞を指します。 Q6. どのようにすれば脳梗塞を予防できますか?A6.減塩・バランスの良い食事、適度な運動(水分補給)、禁煙、飲酒量の調整、ストレス管理、そして定期的な検診です。 Q7. 脳梗塞の前兆や予兆といわれる一過性脳虚血発作(TIA)とは?A7.数分〜数十分で自然に症状が回復する脳血流の一時障害です。 Q8. 再発を防ぐために何が必要ですか?A8.医師の指導の下、抗血小板薬・抗凝固薬などの薬物療法の継続と、原因となった基礎疾患への対処がポイントです。 また。新しい医療分野である再生医療という治療法も知っておきましょう。 |
リボーンクリニックは、再生医療専門のクリニックです。
国が定めた「再生医療等安全性確保法」のもと、特定認定再生医療等委員会の厳格な審査を経て、提供計画を「厚生労働大臣」に受理された信頼と安心の「再生医療専門の医療機関」です。
脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の治療にあたりましては、法令を遵守し、院長の青木医師をはじめとした経験豊富な医師が患者さまのお悩みに親身に寄り添いまあう。また、最新鋭の設備と熟練のスタッフといった最高の環境でサポートいたします。
まずはお気軽に無料相談をご利用ください(無理に治療をお勧めすることは一切ございません)。


