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肩関節

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インピンジメント症候群とは?原因・症状・治療法を徹底解説

インピンジメント症候群とは?肩の「挟まり」で痛みが生まれる

インピンジメント症候群は、肩の腱板が断裂するなどといった明確な損傷が無いにも関わらず、痛みが起こる疾患で、肩のこすれや肩の骨と腱や滑液包(かつえきほう)がぶつかり合って炎症を起こす状態を指します。

特に40代以降の方や、腕をよく使うスポーツでのアスリートや、肩を酷使するなどの、仕事に従事している方に多く見られます。

最近では、アメリカMLBのロサンジェルス・ドジャーズに所属する投手、佐々木朗希 選手がこの症状で戦線を離脱してたのが記憶に新しいですね。

 

インピンジメント症候群に注意の投手

この状態になると、腕を上げたときに鋭い痛みが走ったり、夜寝ているときにズキズキと疼いたりするのが特徴です。初期には「なんとなく重い感じ」や「腕が上がりにくい」という違和感から始まるため、「そのうち治るだろう・・・」と放置しやすいのが厄介です。

そもそも「インピンジメント」とは英語で「衝突」や「挟まること」という意味で、肩の中で組織同士がぶつかることに由来します。この機械的な衝突が繰り返されることで、炎症が慢性化し、最終的には腱が切れてしまうこともあるため、放置せず注意が必要です。

尚、症状はスポーツ以外、加齢または、疲労、肩を強くぶつけるなどのケガで起こる場合もあります。

スポーツでの例 詳細
野球(野球肩の一種) 肩を繰り返し使うアスリートに多く見られる。

いわゆるオーバーユース(使いすぎ)した場合に起こりやすい。

バドミントン
テニス
水泳(水泳肩)
ソフトボール

 

主な原因は?日常生活の中にも潜み、「猫背」に注意

インピンジメント症候群の原因は、スポーツ以外でも日常のささいな動作や姿勢のクセからくることが多いです。それは、特に以下のような要因が関係しています。

よく見られる原因

なかでも注意したいのが「なで肩+猫背」という組み合わせです。この姿勢になると、肩甲骨の動きが制限され、肩の関節が正しく動かなくなります。結果として、腕を挙げた際に腱が骨とこすれてしまい、炎症が起きやすくなるため、意識して姿勢を猫背にならないように日ごろからチェックするようにしましょう。インピンジメント症候群の概念図

どんな症状が現れる?セルフチェックする

インピンジメント症候群の代表的な症状は、以下の通りです。

主な症状とセルフチェックリスト

肩に違和感があり、チェックリストの内容に一つでも当てはまる方は、早めに整形外科を受診しましょう。

チェック内容 症状
□ 腕を上げたときの痛みがあるか 特に60~120度の角度で強く感じる
□ 夜間の肩の痛みがあるか 就寝中に痛みで目が覚めることも
□ 動かしたときの引っかかり感の有無 腕がスムーズに動かない
□ 力が入りづらい状態か 重いものが持てない、服を脱ぐのが困難
□ 腫れや熱感の有無 肩に触れると熱っぽく感じる

※とくに「夜中に痛みで目が覚める」という方は、症状が進行しているサインの可能性があります。少しでも方に違和感があれば、早めに医療機関で相談することをお勧めします。

 

診断方法・病院での診察

医師による診断では、まず問診と触診が行われます。その後、いくつかの動作テストで痛みの出方を確認します。代表的な検査には「インピンジメントサインテスト」や「ホーキンステスト」などがあります。

また、画像検査も欠かせません。レントゲンでは骨の形状や位置関係を確認し、MRIでは腱板の状態や滑液包の炎症など、より詳細な情報を得ることができます。

治療方法・まずは保存療法からスタート

治療は症状の程度によって異なりますが、初期の場合は手術をせずに「保存療法」で改善を目指します。保存療法とは、薬やリハビリ、生活習慣の見直しなどで自然回復を促す治療法です。

保存療法の主な内容

数週間~数か月で症状が和らぐ方が多いですが、状態によっては長期的な通院が必要となる場合もあります。

手術が必要なケースとは?腱板断裂には要注意

保存療法で効果がみられない場合や、すでに腱板が断裂しているケースでは、手術が選択肢となります。手術は関節鏡(かんせつきょう)を使った低侵襲手術が主流で、入院期間も短くなってきています。

※低侵襲手術とは:体への負担(侵襲)をできるだけ少なくする手術。

手術の対象になるケース

手術後もリハビリが必須ですが、適切に行えば肩の可動域と痛みの大幅な改善が期待できます。

まとめ:インピンジメント症候群・肩の痛みは我慢せず、早期対応が鍵

インピンジメント症候群は放置すると腱板損傷や断裂につながるため、早期の対応が非常に重要です。「たかが肩こり」と思って我慢していると、治療が長引く可能性があります。

肩に違和感があるときは、無理に動かさず整形外科での診断を受けましょう。日常生活や姿勢を見直すだけでも、予防や軽度の改善が期待できます。特に40代以上の方は、肩の不調を軽視せず、セルフチェックと早めの受診をおすすめします。

 

監修:医療法人香華会 リボーンクリニック

 

インピンジメント症候群に関するよくある質問(Q&A)

Q1. インピンジメント症候群とは何ですか?

A1.
肩の骨(肩峰)と腱や滑液包がぶつかって炎症を起こす状態のことです。腕を上げたときの痛みや、夜間痛が特徴です。放置すると腱板損傷につながることがあります。

Q2. どんな人がなりやすいのですか?

A2.
スポーツで野球・水泳・テニスなど腕を使うアスリートに多い症状です。その他、加齢やなで肩・猫背の姿勢が原因になることがあります。肩まわりの筋力低下や姿勢の悪さも発症リスクを高めます。

Q3. インピンジメント症候群の初期症状はどのようなものですか?

A3.
腕を上げたときの痛み(特に肩の横や前側)、夜寝ているときのズキズキした痛み、腕を動かしたときのひっかかり感がよく見られます。徐々に悪化するケースが多いです。

Q4. 自分でできるセルフチェック方法はありますか?

A4.
はい、あります。例えば「腕を横に90度まで上げる」「手を背中に回す」といった動作で痛みが出る場合、インピンジメントの疑いがあります。ただし、正確な診断は医師の診察が必要です。

Q5. どんな検査で診断されますか?

A5.
主に問診と理学所見(動作時の痛みの確認)を行い、必要に応じてレントゲンやMRI検査で肩関節の状態を詳しく確認します。腱板損傷の有無を確認するためにも画像検査は必須です。

Q6. 治療にはどんな方法がありますか?

A6.
軽度の場合は保存療法(消炎鎮痛剤、リハビリ、ストレッチ)で改善が期待できます。腱板に断裂がある場合や痛みが長期間続く場合は、関節鏡を使った手術が選択されることもあります。

Q7. 放っておいても自然に治りますか?

A7.
注意!自然に完全に治ることは稀です。放置すると炎症が慢性化し、腱板の損傷や断裂に進行する可能性があります。早期に治療を始めることで、手術を回避できるケースも多くあります。

Q8. 再発を防ぐためにはどうすればいいですか?

A8.
正しい姿勢を意識し、肩甲骨や体幹の筋力を維持することが大切です。また、腕を酷使するスポーツや作業をする方は、フォーム改善やこまめな休息、こまめなストレッチを心がけることで再発リスクを下げられます。

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