股関節

リボーンクリニック 大阪院の股関節

股関節 違和感に多い疾患一覧と改善に役立つセルフケア法

痛みがなくても要注意!股関節 違和感が教える体の危険信号

最近、「歩くと股関節に違和感がある」「片側だけがなんとなくだるい」と感じたことはありませんか?
痛みではなく、抜けそうな感覚や、引っかかるような動きにくさなど―言葉では説明しにくいこのような症状は、からだが発する“最初のサインかもしれません。

違和感の背景には、変形性股関節症や関節唇損傷、大腿骨頭壊死症といった疾患が隠れていることもあります。また、特に40代以降の女性に多く見られる傾向があることも分かっています。

  • そこで、このページでは、
  • ● 股関節 違和感の主な原因と考えられる疾患
  • ● だるさ・重さ・抜けそうな感覚の正体
  • ● 自宅でできるセルフチェックやストレッチ方法
  • ● 受診の目安や整形外科での検査の流れ
  • ● 再生医療などの新しい治療法の選択肢

これらについて、初めての方にもわかりやすく丁寧に解説しています。

「なんとなくおかしい」と感じるその違和感は、身体の大切な声かもしれません。
読み進めることで、今感じている不安をやわらげ、ご自身に合った対処法が見つかるはずです。
ぜひ最後までご覧ください。

 

股関節の違和感

 

股関節 違和感の原因と考えられる疾患

股関節に違和感を覚える場合、そこにはさまざまな原因疾患が潜んでいる可能性があります。特に「まだ痛みまではないけれど、何か変だ」と感じる段階では、病気の初期サインであることも珍しくありません。

股関節の違和感の背後にある代表的な疾患を以下の表にまとめました。

疾患名 特徴的な違和感の例 注意すべきポイント
変形性股関節症 動き出しに詰まる・引っかかる感覚 進行性で放置すると歩行困難に
関節唇損傷 股関節の深部に引っかかりや違和感を感じる スポーツ歴のある人に多い
大腿骨頭壊死症 なんとなく違和感、違和感の後に激しい痛みへ移行 糖尿病・ステロイド使用者は要注意
坐骨神経痛・梨状筋症候群 股関節〜お尻にかけての締めつけ感 神経由来のため、腰部疾患も関連することあり

このように、股関節の違和感には骨・軟骨・神経・筋肉といった複数の組織が関係しています。体重を支える重要な関節であるため、症状が軽いうちからの対応することが大切です。まずは整形外科での診察をお勧めします。

POINT -

  • ● 違和感の裏には疾患が隠れている可能性がある
  • ● 進行すれば日常生活に影響するケースもある
  • ● 症状の場所や特徴でおおよその原因を絞れる

 

股関節 違和感がだるい・重いときの要因

「だるい」「重い」といった股関節の違和感は、鋭い痛みと異なり見逃されやすいですが、体からの重要なサインです。こうした症状は、単なる疲労ではなく、関節周囲の循環障害や炎症が原因となっている場合があります。

とくに注意したいのが次のような要因です

要因 説明
関節内の慢性炎症 軽度な炎症が続くことでだるさや重さを感じる
筋肉の緊張・疲労 臀部や腰回りの筋緊張が股関節に負担をかける
姿勢不良・長時間の同姿勢 血流低下により関節まわりにだるさが生じる
初期の変形性股関節症 運動後や起床時に重だるい感じが出ることがある

これらは一時的なものもありますが、繰り返す・慢性的に続く場合は病気の前兆とも言えます。特に、朝起きたときにだるさがある、長く歩いた後に重くなるなどのパターンは整形外科での診断が必要です。

POINT -

  • ● 股関節の「だるさ」や「重さ」は慢性炎症や循環不良が原因のこともある
  • ● 筋肉疲労との違いを見極めることが重要
  • ● 早期の関節疾患で現れる初期症状の可能性あり

 

股関節 違和感があるが痛くない場合の注意点

違和感はあるものの、はっきりとした痛みを感じない場合、「まだ大丈夫だろう」と考えてしまうことが多くなるかもしれません。しかし、痛みが出る前段階として「違和感」だけが現れるケースは意外と多く報告されています。

痛みがない段階であっても、以下のような状態には注意が必要です。

状況 潜在するリスク
階段の昇降や立ち上がりで違和感あり 関節唇や軟骨の損傷が進行中の可能性
股関節が詰まる・ひっかかる感じがある 変形性股関節症や関節唇損傷の前兆
スポーツ後に違和感が残る 股関節周囲の筋腱損傷や炎症の可能性あり

また、痛みがないために受診が遅れやすい点も課題です。とくに40代以降の女性は、ホルモンバランスや骨密度の変化も関係して、関節疾患が進行しやすい年代でもあります。

このような「無痛性の違和感」は、定期的な運動歴や生活習慣、姿勢習慣とも関連があるため、自覚がある方は身体の使い方や日常の動作を一度見直すことが望ましいでしょう。

POINT -

  • ●痛みがなくても違和感は関節疾患の初期サイン
  • ●生活動作で気になる場面があれば早めのチェックが必要
  • ●無症状から始まり、後で急に進行するケースもある

 

股関節が抜けそうな感覚があるのはなぜ?

「股関節が抜けそう」「外れそう」と感じることは、関節周辺に異常があるサインである可能性があります。このような感覚は、日常生活の中で立ち上がるときや階段の昇降時、あるいはスポーツ中などに突然現れることがあります。

この症状の主な原因は以下の通りです。

原因となる状態 説明
股関節唇損傷 関節内の安定性が損なわれ、緩さを感じることがある
臼蓋形成不全(発育性股関節形成不全) 関節が浅く、元々外れやすい構造のため
筋力低下・特に中臀筋の弱化 股関節の安定性を保つ筋肉が弱いと、ぐらつきやすくなる
靭帯の弛緩 女性や柔軟性の高い人に多く、支えが不十分になる

特に注意したいのが、臼蓋形成不全などの構造的な問題です。

これは日本人女性に比較的多くみられ、知らずに生活している方も少なくありません。見逃されると「変形性股関節症」へ進行する可能性もあるため、早期の医師への相談が望ましいです。

POINT -

  • ●「抜けそうな感覚」は関節の安定性低下が関係
  • ●骨格の構造異常や筋力低下が原因のことも多い
  • ●継続する場合は整形外科での診察をおすすめ

 

股関節が詰まった・引っかかる感じの正体

股関節に「詰まる」「引っかかる」といった感覚を覚える場合、普通ではない状態です。滑らかな関節の動きが妨げられている可能性があります。これは関節内部の物理的な異常や、摩擦が原因となって起こることが多いです。

この症状が見られる代表的な原因を以下に整理します。

原因 具体的な説明
股関節唇損傷 関節の内側にある軟骨状の組織が損傷し、引っかかる
インピンジメント症候群(FAI) 骨同士が衝突しやすい構造で、動作中に詰まり感が出る
滑膜ヒダ・滑膜炎 関節の滑膜が厚くなり、動きの邪魔をすることがある
関節内遊離体(関節ねずみ) 関節内で剥がれた骨や軟骨が関節に引っかかることがある

特にFAI(Femoroacetabular Impingement:大腿骨寛骨臼インピンジメント)は、若年層からスポーツ愛好者まで幅広く見られる状態です。初期は引っかかる程度でも、放置すると股関節唇や軟骨の損傷が進行していきます。

このような詰まり感は、関節内で「何かが邪魔している」という体の警告である場合が多いため、無理な動作を避けつつ早めの検査を受けることが望ましいでしょう。

POINT -

  • ●詰まりや引っかかりは、関節内部の衝突や損傷が原因
  • ●FAIや関節唇損傷が関係するケースが多い
  • ●早期診断と適切なリハビリが悪化防止につながる

 

股関節に違和感を感じたときの対処と予防策

股関節に違和感がある場合、すぐに医療機関を受診すべきか悩む方も多いのではないでしょうか。でも日常生活の中で「何となくおかしい」と感じたら、それは身体からのサインです。早い段階での対処と予防は、将来的なトラブルを未然に防ぐためにも非常に大切です。

まず、軽度の違和感であれば以下のようなセルフケアで様子を見ることもできます。

対処法 ポイント
股関節周囲のストレッチ 内転筋・腸腰筋・臀筋を柔軟に保つと関節の負担が軽減される
正しい姿勢の意識 骨盤の前傾・後傾を防ぎ、股関節の片寄りを予防できる
長時間の座位を避ける 血流が滞ると関節内圧が上がり違和感の原因に
体重管理 股関節は荷重関節のため、過体重は大きな負担となる

一方で、数日続く、あるいは繰り返す違和感については、関節唇損傷や初期の変形性股関節症のサインであることもあるため、整形外科での診察をおすすめします。

また、女性は閉経後に骨密度が急激に低下する傾向があるため、定期的な骨検査も有効です。運動不足や加齢による筋力低下も違和感の増加に関係するため、適度な運動習慣を意識しましょう。

POINT -

  • ●軽度の違和感にはストレッチや体重管理が有効
  • ●違和感が長引く場合は、早めの整形外科受診を
  • ●日常的な姿勢や運動習慣の見直しも予防に重要

 

股関節の違和感に効果的なストレッチ方法

股関節の違和感を和らげるには、筋肉の柔軟性を高め、関節周囲のバランスを整えるストレッチが有効です。無理なく取り組める範囲で、継続することが大切です。

なかでも効果が高いとされるのが、股関節周囲の筋肉を対象にしたストレッチです。代表的なものを以下に紹介します。

ストレッチ名称 対象筋肉 方法の概要
仰向け膝抱えストレッチ 臀筋、腰部 仰向けで片膝を胸に引き寄せて20秒保持
開脚前屈ストレッチ 内転筋、ハムストリング 床に座って脚を広げ、背筋を伸ばして前屈する
壁押しストレッチ 大腿四頭筋 壁に手をつき、片足を後ろに引いて太もも前面を伸ばす
膝倒しストレッチ 股関節外旋筋 仰向けに寝て膝を立て、左右交互に倒す動作

ストレッチの際は、勢いを付けず、また呼吸も止めずに、ゆっくり行うことがポイントです。また、痛みが出るまで伸ばすのは逆効果となる場合があるため、「心地よい範囲」でとどめることを意識してください。

POINT -

  • ●柔軟性向上により関節への負担が軽減される
  • ●股関節周囲の筋肉をバランスよく伸ばすことが大切
  • ●毎日短時間でも継続すると効果が出やすい

 

股関節 違和感が女性に多い理由とは?

股関節の違和感は、男性よりも、実は女性に多く見られる傾向があります。この違いには、解剖学的、生理学的な背景が関係しています。

まず第一に、骨盤の構造の違いが挙げられます。女性の骨盤は出産に対応するため横に広く、股関節の角度(Q角)が大きくなります。これにより、股関節への負担が増えやすくなるのです。

また、以下のような点も女性特有の要因です。

要因 説明
ホルモンの影響(エストロゲン) 骨密度の低下を招きやすく、関節へのダメージを受けやすくなる
筋力の差 中臀筋や大腿部の筋力が男性より弱いため、関節を支える力が不足しやすい
柔軟性の高さ 靭帯が柔らかく、関節の安定性が低下することがある

さらに、更年期以降の骨粗しょう症リスクも影響します。骨がもろくなることで微細な損傷や炎症が起こりやすくなり、それが違和感の原因となることもあります。

POINT -

  • ●骨盤構造や筋力、ホルモンの影響で女性は股関節に負担がかかりやすい
  • ●更年期以降は特に注意が必要
  • ●日常的な筋力維持と定期的な骨密度検査が有効

 

変形性股関節症と違和感の関係性について

股関節の違和感は、「変形性股関節症(OA)」の初期症状であることがあります。変形性股関節症とは、関節の軟骨がすり減り、炎症や変形を引き起こす慢性的な疾患です。

この疾患の進行段階に応じて、感じる違和感や症状は変わります。初期には以下のような感覚が特徴です。

初期症状の例 感じやすい場面
動き始めのこわばり 朝起きた直後や長時間座ったあと
関節の詰まり感・ひっかかり 階段の上り下り、足を上げる動作
痛みはないが不安定な感覚 歩行中に足を引きずるような違和感

症状が進行すると、可動域の制限や慢性的な痛みが現れるようになります。特に「動かすときに音が鳴る」「片足立ちが不安定になる」などの症状は注意信号です。

この疾患は40代以降の女性に多く、早期発見が進行抑制につながります。レントゲンやMRIでの評価が有効です。実際の診断と治療には整形外科専門医の受診が推奨されます。

(出典:日本整形外科学会「変形性股関節症」https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/hip_arthritis.html)

POINT -

  • ●違和感は変形性股関節症の初期サインの可能性
  • ●早期対応で進行を遅らせることが可能
  • ●診断には画像検査が有効であり、放置は禁物

 

大腿骨頭壊死症やリウマチが隠れていることも

股関節の違和感の原因として、大腿骨頭壊死症や関節リウマチの可能性も否定できません。特に、明確なケガや使い過ぎの記憶がないのに、違和感が続く場合には注意が必要です。

まず大腿骨頭壊死症は、大腿骨の先端部分(骨頭)への血流が何らかの理由で滞り、骨組織が壊死してしまう病気です。初期は無症状か、軽い違和感のみであることが多く、発見が遅れると変形性股関節症へ進行する恐れがあります。

一方で関節リウマチは、自己免疫の異常によって関節内に炎症が生じる疾患で、股関節を含む複数の関節に慢性的な違和感やこわばりが出ることがあります。

以下のような症状がある場合は、これらの疾患の可能性が考えられます。

疾患名 参考症状の例
大腿骨頭壊死症 片側だけの違和感・立ち上がり時の強い不安定感
関節リウマチ 朝の関節こわばり・左右対称に複数関節での違和感
共通して見られる特徴 安静時でも違和感がある・発熱や倦怠感を伴うことがある

早期発見にはMRIなどの画像診断が不可欠であり、そのためには、整形外科またはリウマチ専門医の受診が推奨されます。

POINT -

  • ●違和感が続く場合、重大な疾患が隠れている可能性もある
  • ●大腿骨頭壊死症や関節リウマチは初期症状が軽いことがある
  • ●画像検査を含めた専門医の診断が早期対応に役立つ

 

自宅でできるセルフチェックと対処のコツ

違和感があるとき、すぐに病院へ行くべきか迷うことが多いくなるかもしれません。その判断のために、自宅でできる簡易なセルフチェックを作成しました。

以下のような動作を行うことで、股関節の状態を確認することが可能です。

チェック項目 方法と確認点
足を左右に開いてしゃがめるか 痛みや違和感がある場合、可動域制限やインピンジメントの可能性
仰向けで片膝を胸に引き寄せる 詰まり感があるなら関節唇損傷や筋緊張の疑い
片足立ちで10秒静止できるか 不安定さやぐらつきは筋力低下・バランス不良のサイン

また、違和感が軽度であれば以下のような対処を試してみることもできます。

・1日5分の股関節ストレッチ(内転筋、腸腰筋を中心に)

・湯船に浸かって血流を促進

・長時間同じ姿勢を避け、こまめに立ち上がる

・痛みが出る運動は控え、安静を心がける

これらを行っても違和感が改善しない、または悪化する場合には、自己判断せず早めに整形外科を受診しましょう。

POINT -

  • ●セルフチェックで可動域や違和感の程度を把握できる
  • ●軽度ならストレッチや血行促進で改善が期待できる
  • ●症状が続く場合は病院で専門的に検査することが大切

 

放置するとどうなる?違和感から進行するリスク

股関節の違和感を「そのうち治るだろう」と放置してしまう方もいますが、それが後に重篤な関節疾患へ進行するきっかけとなる可能性があります。

以下は、違和感を放置した場合に起こりうる代表的な進行リスクです。

初期の違和感 放置した場合に起こりうる進行リスク
軽い詰まり感や引っかかり 関節唇損傷の進行 → 軟骨損傷 → 変形性股関節症の発症
不安定な感覚 骨頭壊死が進行 → 関節崩壊 → 人工股関節置換の可能性
だるさや重さ 筋力低下 → 姿勢崩れ・骨盤バランス悪化 → 二次的な腰痛や膝痛

また、股関節の不調は、日常動作や姿勢に影響し、全身のバランスを崩す要因にもなります。放置すればするほど、治療やリハビリにかかる期間・費用が増加しやすくなることも見逃せません。

症状が軽いうちに専門医に相談することで、手術を回避した保存療法での対応も可能になるケースがあります。その反対に放置して、より深刻な症状へと進行するリスクがあることを忘れないでください。

POINT -

  • ●違和感の放置は変形や壊死の進行リスクを伴う
  • ●早期の診断と保存療法が症状の悪化を防ぐカギ
  • ●全身への悪影響も広がるため早めの対処が必要

 

股関節 違和感が続くときの病院受診の目安

前項と重なりますが、股関節に違和感を覚えても、「痛みがないから」「動けるから」と受診を先延ばしにしてしまうろリスクが発生します。特に違和感が長引く場合には、重大な疾患の初期サインである可能性もあります。

そこで、整形外科への受診の目安を記しました。以下のようなケースでは、整形外科への受診を検討してください。もちろんこれ以外でも痛みや、違和感があるなら早めの受信が大切です。

受診が推奨されるケース 理由・背景例
2週間以上違和感が続く 炎症や軽度の関節障害が進行している可能性がある
階段や立ち上がり動作で引っかかる感覚がある 関節唇損傷や変形性股関節症の兆候
朝起きたときに股関節がこわばる、だるさが強い 関節リウマチや筋緊張の影響が考えられる
夜間や安静時にも違和感が気になる 大腿骨頭壊死や滑液包炎など、進行性の疾患が隠れている可能性がある

違和感だけで明確な痛みがない場合でも、「継続する」「日常生活に支障をきたす」ことが増えた時点で、専門医による画像検査(MRIやレントゲン)を受けることが勧められます。

POINT -

  • ●違和感が2週間以上続くなら整形外科を検討
  • ●症状が悪化する前に画像診断を受けることが大切
  • ●日常動作での変化が「受診のサイン」になる

 

整形外科での検査内容と診断の流れ

股関節の違和感で整形外科を受診した際には、視診・触診から始まり、必要に応じて画像検査へと進むのが一般的です。初診で慌てないためにも、どのような検査が行われるのかを事前に知っておくと安心です。

一般的な検査の流れ

検査の種類 内容・目的
問診・視診・触診 違和感の部位や強さ、歩行バランス、筋緊張などを確認
単純X線(レントゲン) 骨の形や関節隙、骨棘(トゲ状の骨変化)の有無を確認
MRI 軟部組織や骨内部(骨頭壊死、関節唇損傷など)の異常を詳細に可視化
超音波(エコー) 関節周囲の滑液包や筋の炎症、水腫の有無などを迅速に評価
血液検査 炎症マーカー(CRP)や自己抗体(リウマチ因子)などを調べ、全身疾患を疑う場合に有用

検査の結果、変形性股関節症、関節唇損傷、大腿骨頭壊死、関節リウマチなどが診断されることがあります。特にMRIは、痛みの原因が不明な場合や手術の判断材料として極めて重要です。

POINT -

  • ●整形外科ではまず問診・触診で状態を確認
  • ●X線とMRIの組み合わせで多くの疾患が判明する
  • ●必要に応じて血液検査でリウマチや炎症性疾患も評価

 

再生医療などの最新治療法とその選択肢

近年では、股関節の違和感に対しても手術を回避しつつ、再発を防ぐ新しい治療法が登場しています。特に、「再生医療」は将来の関節変形リスクを軽減し、若い世代やスポーツ愛好者にも注目されています。

治療法 概要と効果 適応例
PRP療法 自己血液から抽出した成長因子で組織修復を促進 軽度の関節唇損傷、滑液包炎など
幹細胞治療(MSC) 骨髄や脂肪由来の幹細胞を注入し、炎症抑制と軟骨修復を図る 初期〜中等度の変形性股関節症など

これらは手術に代わる治療法として位置づけられるものです。特に幹細胞治療は、日本国内でも臨床研究や自由診療が進んでおり、痛みの軽減だけでなく関節そのものの修復も期待できるため、従来のリハビリや薬物治療だけでは改善が見込めなかった方にとって新たな選択肢となります。

ただし、すべての方に適応できるわけではなく、自費診療となる点や治療可能な施設が限られている点は事前確認が必要です。当院は厚生労働省への届出済みの再生医療専門クリニックです。お問合せや、現在の症状での適合するかなどは、お気軽にお問合せください

POINT -

  • ●PRPや幹細胞治療は股関節の違和感に対する先端的な治療法
  • ●手術を避けたい方に有効な新しい選択肢となり得る
  • ●適応条件や費用、提供施設を確認した上で検討することが大切

 

まとめ|股関節の違和感は「早めの気づき」が鍵です

股関節の違和感は、日常のちょっとした動作の中でふと気づくことが多いものです。
痛みがないからといって見過ごさず、だるさ・詰まり感・抜けそうな感覚などが続く場合は、からだからのサインとして大切に受け止めてあげてください。

本記事で解説したように、変形性股関節症や関節唇損傷、大腿骨頭壊死症、関節リウマチなどの疾患が違和感の背景にあることもあります。
また、股関節のストレッチやセルフチェックを取り入れることで、早期のセルフケアや症状の予防にもつながります。

受診の目安が分かれば、「この程度で病院に行ってもいいのかな…」とためらう気持ちも軽くなるはずです。
整形外科ではレントゲンやMRIなどの検査によって正確な診断が行われ、必要に応じて再生医療など、最新の治療法も選択が可能です。

体をいたわることは、これからの生活の質を守る第一歩です。
もし今、あなたが「なんとなく股関節がおかしい」と感じているなら、その小さな気づきを大切に、無理のない範囲で行動に移してみてください。

股関節の違和感と上手に向き合い、健やかな毎日を取り戻すきっかけになりますように。

 

監修:医療法人香華会リボーンクリニック大阪院

 

股関節 痛み

 

よくある質問 Q&A|股関節の違和感について

Q1. 股関節の違和感だけで病院を受診するべきですか?

A. はい、違和感だけでも受診を検討する価値があります。
股関節の違和感は、変形性股関節症・関節唇損傷・大腿骨頭壊死症などの初期症状である可能性があります。早期であれば保存療法やリハビリで進行を防ぐことも可能です。痛みがなくても、「片側だけが重い」「動かしにくい」「詰まる感じがある」などの違和感が続く場合は、整形外科を受診しましょう。

Q2. 股関節の違和感が痛みに変わることはありますか?

A. 適切な対処をしない場合、痛みに進行する可能性は十分あります。
違和感の段階で原因に気づかず無理を重ねると、股関節の軟骨が摩耗したり、炎症が起きたりして慢性的な痛みへと悪化するリスクがあります。違和感のうちに対応することが、将来的な負担を減らすカギです。

Q3. 自分でできるセルフチェック方法はありますか?

A. 簡単な動作テストやストレッチで確認することが可能です。
例えば、仰向けで片膝を胸に引き寄せたときの詰まり感や、足を横に開いた際の突っ張り感などは違和感のサインです。また、可動域の左右差を比べることもチェックの一つになります。違和感を感じた時点で日常の動きに注意し、無理な負荷を避けましょう。

Q4. 股関節の違和感は加齢のせいですか?

A. 加齢も一因ですが、それだけが原因とは限りません。
加齢により筋力や柔軟性が低下することで違和感が生じやすくなりますが、姿勢の悪さ、運動不足、過去のケガなども関係しています。特に40代以降の女性では、ホルモンバランスの変化や骨密度の低下も影響するため、年齢だけで判断せず総合的に捉えることが大切です。

Q5. 股関節の違和感にストレッチは有効ですか?

A. はい、適切なストレッチは予防・軽減に役立ちます。
内転筋やハムストリング、大腿四頭筋をゆるめるストレッチは、股関節周囲の緊張を緩和し、血流を促進します。ただし、違和感が強い場合や動作に痛みを感じる場合は中止し、医師に相談してください。

Q6. 再生医療は股関節の違和感に効果がありますか?

A. 条件により効果が期待できる場合があります。
再生医療(例:自己脂肪由来幹細胞治療など)は、変形性股関節症の進行抑制や修復を目的として一部の医療機関で導入されています。ただし、すべての症状に適応されるわけではないため、医師と相談の上で選択することが大切です。

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