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膝の痛み サッカー選手に多い原因と対策・治療法まとめ

この記事の内容
  1. 膝の痛み サッカー選手に多い原因と対策・治療法まとめ
  2. サッカーによる膝の痛みの原因とは
  3. サッカーで膝を守るための対策と治療法
  4. まとめ・膝の痛み サッカー選手に多い原因と対策・治療法まとめ
  5. |Q&A 膝の痛み サッカー

膝の痛み サッカー選手に多い原因と対策・治療法まとめ

サッカーをしていて「膝が気になる」「プレー中に違和感がある」と感じていたり、もっと「膝に痛み」を感じていませんか?
サッカーは瞬発的な動きや接触プレーが多く、膝に強い負荷がかかりやすいスポーツです。特にジャンパー膝や半月板損傷、オスグッド病、靭帯の損傷など、さまざまな膝トラブルに悩まされる選手が少なくありません。

この記事では、サッカーによって起こる膝の痛みの原因と、ストレッチやトレーニングによる予防法、リハビリや整形外科での治療、そして再発を防ぐためのセルフチェック方法まで、幅広く網羅的に解説してまいります。
もしも膝の痛みや違和感が気がかりなら放置せず、安心してサッカーを続けられるよう、役立つ情報をお届けしましょう。

  • この記事で分かること

  • ・サッカーによる膝の痛みの主な原因
  • ・半月板や靭帯などの損傷リスクとサイン
  • ・痛みを予防するストレッチや筋トレの方法
  • ・正しいアイシングやケアのやり方
  • ・膝のセルフチェックと整形外科受診の目安

 

膝の痛みとサッカーについて

 

サッカーによる膝の痛みの原因とは

こえまでサッカーを続ける中で膝に痛みを感じたことはありませんか?
このスポーツは、想像以上に膝へ負担がかかる競技です。

その理由は、まずサッカーは「止まる・走る・蹴る・ジャンプする・ぶつかる」といった多彩で激しい動作を主に足を使って繰り返すため、膝の関節や周辺の筋肉・靭帯に対するストレスが極めて大きくなるからです。

例えば、ジャンプの着地時に体重が偏って膝に衝撃が集中すると、軟骨や靭帯を傷めるリスクが高まります。さらに、プレー中は感情も高ぶって無理な体勢でのプレーが多くなるため、膝にかかる負荷を自覚しづらいという問題もあります。

このように、サッカーは「膝の構造的な弱点」を突くような動作が多く、痛みを引き起こすリスクを常に伴っています。長くプレーを楽しむためには、まずこの「原因」を知ることが、予防の第一歩です。

 

  • ・サッカーは多方向への動作で膝に負担が集中しやすい
  • ・感情の高まりや無意識の動作が膝への過負荷を招く
  • ・痛みの原因を把握することが予防の第一歩

 

急な方向転換や接触プレーによる負担

サッカーにおいて、急な動きやプレー中の衝突は日常茶飯事です。
これらの動きが膝にとってどれほどのストレスになるか、意識していますか?

サッカー特有の「急な方向転換」では、膝がねじれるような力を受けることが多くなります。このときに特に負担がかかるのが前十字靭帯(ACL)です。この靭帯が損傷すると、膝がぐらつく・踏ん張りが利かないといった不安定感が生じ、重症化すると長期の治療が必要になります。

また、試合中の接触プレーでは相手との衝突や倒れこみが発生しやすく、その際に膝を強打したり、予期せぬ方向に曲げてしまうことで半月板や内側側副靭帯(MCL)を損傷するケースもあります。

つまり、サッカーのダイナミックな動きと接触プレーは、膝の構造を直接揺るがすといった医学的に表現すると危険因子といえるものです。プレーの合間には常にストレッチを行ったり、サポーターを活用し、外的ストレスから膝を守る工夫が求められます。

 

  • ・急な方向転換は前十字靭帯に大きな負担
  • ・接触プレーは半月板や靭帯を傷めるリスクが高い
  • ・ストレッチやサポーターで予防を心がける

 

成長期のオスグッド病に注意

小中学生のサッカー選手に多い膝の痛みに、「オスグッド病」というものがあることをご存知でしょうか。
成長期に活発な運動をしているお子さんをお持ちの親御さんには特に知っておいてほしい内容です。

この病気は、脛骨(すねの骨)の上端にある「脛骨粗面」という部分が、太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)に強く引っ張られて炎症を起こすことで発症します。骨がまだ柔らかい成長期は、繰り返しのジャンプやキックによる牽引力に弱く、結果として骨の一部が出っ張る、痛みを伴うといった症状が現れます。

症状が進むと、膝を曲げることがつらくなり、プレーに支障をきたす場合があります。ただし、しっかりと安静にし、ストレッチや適切なリハビリを行うことで、多くは成長とともに自然に回復していきます。

ただし、過度な練習や無理なプレーを避け、指導者や保護者が成長期の膝の状態に注意を払うことが大切です。

 

  • 成長期に多い「オスグッド病」は運動による炎症
  • キックやジャンプの繰り返しが原因となる
  • 適切な休養とケアで自然治癒が見込める

 

半月板損傷が起こるメカニズム

実は、半月板損傷は、サッカー選手に多い膝のケガの一つなのです。
この損傷が起こる背景には、膝にかかる「ねじれや圧迫」の力が大きく関係しています。

半月板とは、膝関節の中でクッションのような役割を果たす軟骨組織で、大腿骨と脛骨の間に存在しています。サッカーでは、急な方向転換や不自然な姿勢での着地時に、この半月板が強く圧迫されたり、ねじれるように引き裂かれたりすることで損傷が生じます。

また、体重の負荷が大きい状態で膝を深く曲げたり、相手と接触して転倒した際なども、半月板に過度な力が加わることがあります。これにより、半月板に断裂や裂けが起こるケースが見られます。

放置しておくと、膝の引っかかり感や可動域の制限、強い痛みを伴うようになり、プレーの継続が難しくなることもあります。それどころか症状は進行し、更に悪化する可能性があります。痛みや、違和感を覚えた時点で、早めに整形外科を受診することが大切です。けして「大丈夫だろう」と放置しないでください。

 

  • ポイント
  • ・半月板は膝のクッション役を担う軟骨
  • ・ねじれや圧迫によって断裂が起きやすい
  • ・痛みや引っかかり感があれば早期受診が必要

 

靭帯損傷が疑われるサイン

サッカー中に「膝がグキッとした」「その後に腫れた」――そんな症状が出た場合、靭帯損傷の可能性があります。

膝には主に4つの靭帯があり、特に損傷しやすいのが前十字靭帯(ACL)と内側側副靭帯(MCL)です。ACLは膝が前後にぐらつくのを防ぎ、MCLは膝の内側の安定性を保っています。これらが切れたり、伸びてしまうことで、膝が不安定になり、正常に動かなくなってしまいます。

初期のサインとしては、「バキッ」という音とともに突然膝が崩れ落ちるような感覚、数時間以内に強く腫れる、膝に力が入らなくなるといった症状が挙げられます。痛みは軽度でも、靭帯が部分的または、最悪の場合は、完全に断裂しているケースも少なくありません。

このような症状が出た場合は、安易に自己判断せず、整形外科等でMRIなどの精密検査を受けることが重要です。放置すれば関節が不安定なままになり、半月板など他の組織に負担をかけて悪影響を及ぼします。

 

  • 注意
  • ・膝が崩れた感覚や強い腫れは靭帯損傷の可能性
  • ・音や膝の不安定さも重要なサイン
  • ・放置はさらなる損傷につながるため早期診断が大切

 

膝の痛みを悪化させる練習習慣とは

日々の練習内容や姿勢が、膝の痛みを慢性化させてることがあります。
症状が良くならないと感じている方は、練習方法を見直してみませんか?

例えば、面倒だからとプレー前のウォーミングアップや、プレー後のクールダウンを省略したり、おざなりにすることは、膝関節まわりの筋肉が十分に準備されないまま負荷をかける原因になります。また、疲労が蓄積しているのに休息を取らず無理にプレーを続けると、微細な損傷が蓄積し、結果的に炎症や損傷を招くことになります。

フォームにも注意が必要です。膝が内側に入り込むような動き(ニーイン)や、蹴り足を戻すときにねじれるクセなども、慢性的な膝のトラブルを引き起こします。さらに、硬い地面での長時間の練習は、衝撃を吸収しきれず、膝の関節や軟骨を痛める要因にもなります。

痛みの予防には、「適切な休養」「正しいフォーム」「地面や靴の工夫」「プレー前の準備とプレー後の整備」が欠かせません。自分の練習環境を見直すことが、ケガのリスクを減らす第一歩です。

 

  • ポイント:
  • ・準備運動や休息不足はケガの温床
  • ・誤ったフォームが膝に負担をかける
  • ・硬い地面や不適切なシューズにも注意

 

サッカーで膝を守るための対策と治療法

サッカーを安全に楽しむためには、膝への負担を軽減し、万が一の痛みにも的確に対処できる準備が欠かせません。

まず大切なのは「予防」と「早期対応」の意識です。膝への負荷を減らすには、筋肉バランスを整えたトレーニングや、適切な休息をとることが基本です。そして、万一痛みが出た場合は、無理にプレーを続けず、冷却や圧迫など初期対応を丁寧に行うことで、悪化を防ぐことができます。

具体的な対策としては、柔軟性を高めるストレッチ、膝周辺の筋力を補強するトレーニング、そして正しいフォーム指導が効果的です。これらを定期的に行うことで、膝の関節や靭帯を支える力が養われ、故障しにくくなります。

さらに、慢性的な痛みがある場合には、整形外科での診断や物理療法、リハビリ指導を受けることも検討しましょう。最近では再生医療やPRP療法など、選択肢も広がっていますが。専門のクリニックや経験豊富な医師とよく相談することが重要です。

 

  • 要点:
  • ・予防と早期対応の意識が重要
  • ・ストレッチ・筋トレ・フォーム改善が効果的
  • ・慢性痛には専門的治療の検討も必要

 

膝の痛みに効果的なストレッチとトレーニング

膝の痛みを軽減・予防するために欠かせないのが、日常的なストレッチと筋力トレーニングです。特にサッカー選手は、プレーの前後で膝まわりの柔軟性を保つことがケガの予防に直結します。

ストレッチで重視したいのは、太ももの前(大腿四頭筋)と後ろ(ハムストリングス)、そしてふくらはぎ(腓腹筋)の3つです。これらが硬くなると膝の動きが制限され、関節に負担が集中しやすくなります。反動をつけずにじんわり伸ばす「静的ストレッチ」を、プレー後に丁寧に行うと良いでしょう。

トレーニングでは、膝関節を支える太ももの筋肉や、お尻の筋肉(中殿筋など)をバランスよく強化することが大切です。スクワットやヒップリフトなど、自重で行えるトレーニングを継続することで、膝にかかるストレスを吸収しやすい身体になります。

過剰な負荷や誤ったフォームは逆効果になるため、まずは無理なく継続できる内容から始め、必要に応じて専門家の指導を受けましょう。

 

  • ・太もも・ふくらはぎの柔軟性が膝の負担を軽減
  • ・静的ストレッチは運動後に行うのが効果的
  • ・太もも・お尻の筋力強化で膝を支える力を高める

 

テーピングの活用で膝を保護する

膝の安定性を保つ手段として、テーピングは非常に効果的です。

特にサッカーのような激しい動きが多いスポーツでは、適切なテーピングを施すことでケガの予防や再発防止に役立ちます。

テーピングには大きく分けて、伸縮性のある「キネシオテープ」と、固定力の高い「ホワイトテープ」の2種類があります。軽度の不安定感や疲労感にはキネシオテープが適しており、自然な動きを妨げずにサポート効果を発揮してくれます。一方、靭帯損傷や再発予防のためにしっかりと固定したい場合は、ホワイトテープで関節を制限する巻き方が選ばれます。

 

  • |テーピング種類
  • |キネシオテープ:軽度の不安定感や疲労感
  • |ホワイトテープ:靭帯損傷や再発予防のためにしっかりと固定したい場合

 

ただし、自己流で巻くと効果が出ないだけでなく、逆に膝の動きが不自然になり負担を増やす可能性があります。最初はトレーナーや医療従事者の指導を受け、正しい巻き方を覚えることが大切です。

また、テーピングはあくまでも補助的な手段であり、根本的な治療やリハビリを置き換えるものではありません。状況に応じて適切に使い分けることが、膝の健康を守るポイントです。

 

  • ポイント:
  • ・テーピングは膝のサポートや予防に有効
  • ・キネシオとホワイトで役割が異なる
  • ・自己流は危険、正しい巻き方を学ぶべき
  • ・根本治療の代用にはならないことを理解する

 

痛みが続く場合は整形外科を受診

膝の痛みが長引いている場合、自己判断で放置するのは避けるべきです。
「そのうち治るだろう」という油断が、選手生命を縮めてしまう可能性もあり、注意が必要です。

サッカーは膝関節に強いストレスがかかるスポーツです。そのため、膝の痛みが長期間続く場合には、骨や軟骨、靭帯、半月板などの損傷が隠れていることもあります。初期の違和感を見逃すと、やがて慢性炎症や変形など、回復に時間がかかる状態へと進行してしまいます。

整形外科では、X線やMRIなどの画像診断を通じて、見た目ではわからない損傷の有無や程度を正確に評価できます。適切な診断がつくことで、症状に合った治療(保存療法・装具・注射・手術など)が早期に開始でき、回復までの期間を短縮できます。

日本的な「我慢強さ」が美徳とされがちなスポーツの世界ですが、長くプレーを続けるためには、早めの受診と正確な診断が何よりも大切であることを忘れないでください。

 

  • ここがポイント:
  • ・膝の痛みが続く場合は自己判断せず受診
  • ・早期診断で重症化や慢性化を防げる
  • ・画像検査で見えない損傷を見つけることが可能

 

サッカー選手に多いジャンパー膝とは

サッカーを続けている中で、膝のお皿の下あたりにズキッとした痛みを感じたら、
それは「ジャンパー膝」と呼ばれる障害かもしれません。

ジャンパー膝とは、正式には「膝蓋腱炎」といい、膝蓋骨(ひざのお皿)とすねの骨をつなぐ膝蓋腱に繰り返しの負担がかかることで炎症を起こす状態を指します。特にジャンプ動作やキックの多いスポーツに多く、サッカーではボールを蹴る動作が多いことから発症しやすい傾向があります。

初期は運動中や運動後のみに痛みを感じますが、進行すると安静時にも違和感が出たり、腫れや熱感が伴うようになります。悪化を防ぐためには、患部を冷却しつつ運動量を調整し、ストレッチや筋力強化を取り入れることが大切です。

無理にプレーを続けると腱が断裂するリスクもあるため、「ちょっとした痛み」と軽視せず、早めの対応を心がけましょう。

 

|サッカーによる膝の痛みの主な原因と症状の比較表

症状名 主な原因 痛みの場所 よく見られる動作 対応の目安
ジャンパー膝 キック・ジャンプの繰り返し 膝のお皿の下あたり ジャンプ・ボールキック アイシング・運動制限
半月板損傷 ひねり動作・接触プレー 膝の奥・側面 急な方向転換・接触 受診・MRI・リハビリ
靭帯損傷 接触・急停止・ジャンプ着地 膝の外側・内側 着地・切り返し 整形外科での診断
オスグッド病 成長期の運動過多 膝下の骨の出っ張り 走行・ジャンプ 成長期の運動管理

 

  • ポイント:
  • ・ジャンパー膝は膝蓋腱への負荷で起こる炎症
  • ・サッカーではキックやジャンプが誘因になる
  • ・早期の運動調整とケアが回復のカギ

 

再発防止のためのリハビリと筋トレ

膝のケガから復帰できたとしても、「再発しないか不安…」という声をよくお聞きします。
そこで重要になるのが、継続的なリハビリと筋力トレーニングです。

リハビリではまず、痛みの原因となった動作や姿勢の改善が目的となります。フォームの見直しや可動域の回復トレーニング、バランス能力の強化などを通じて、膝に偏った負荷がかからないように整えていきます。

さらに、再発を防ぐためには膝を支える筋肉の強化が欠かせません。特に太ももの前面(大腿四頭筋)、後面(ハムストリングス)、股関節周辺(中殿筋など)の筋力をバランスよく高めることで、膝にかかる衝撃を分散させることができます。

このようにリハビリと筋トレは「治す」だけでなく「守る」役割も担っています。復帰後もセルフケアとして続けることで、再発リスクを大きく下げることが可能になります。必要であれば専門家のアドバイスを取り入れましょう。

 

  • ここがポイント:
  • ・フォーム改善や可動域の回復がリハビリの中心
  • ・太もも・股関節まわりの筋力強化が再発予防に効果的
  • ・ケガを「治す」から「防ぐ」視点への切り替えが必要

 

運動前後のケアで膝の負担を軽減

膝のトラブルを未然に防ぐためには、運動の前後にしっかりとしたケアを行うことが欠かせません。
特にサッカーのように膝に大きな負荷がかかるスポーツでは、少しの準備不足がケガの原因となることがあります。

運動前は、動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)で筋肉を温め、関節の可動域を広げることが基本です。いきなり全力でプレーを始めると、筋肉が硬いまま強い負荷がかかり、膝周囲の靭帯や腱にダメージを与えるリスクが高まります。

一方、運動後には静的ストレッチやマッサージを取り入れ、膝周囲の緊張を和らげることが大切です。さらに、練習後のアイシングやシャワーでの温冷交代浴も、炎症の抑制と疲労回復に効果的です。

このようなケアを習慣化することで、膝への過度な負担を防ぎ、パフォーマンスを長期的に維持することが可能になります。

 

  • ここがポイント:
  • ・運動前は動的ストレッチで可動域を広げる
  • ・運動後は静的ストレッチとアイシングが有効
  • ・習慣化することで慢性痛や疲労を防げる

 

炎症を抑えるアイシングの正しい方法

膝に痛みや腫れを感じたとき、まず行うべき対処法のひとつが「アイシング」です。
しかし、やり方を間違えると逆効果になることもあるのでご注意ください。

アイシングの目的は、運動によって炎症を起こした組織の腫れや痛みを鎮めることにあります。急性期(運動直後やケガ直後)に冷却することで、血管の拡張を抑え、炎症物質の広がりを防ぎます。

氷嚢や保冷剤を使用する際は、直接肌に当てず、タオルなどを1枚挟むことが重要です。また、冷やす時間は15〜20分を目安にし、1回冷却した後は少し間をあけてから再度アイシングするようにしましょう。長時間の冷却は逆に血行を悪くし、回復を遅らせてしまうことがあります。

痛みがあるたびに無意識に冷やしてしまう方もいますが、慢性的な痛みや古傷の場合は、温めた方が良いケースもあります。状況を見極め、必要に応じて医師やトレーナーに相談しましょう。

 

  • ここがポイント:
  • ・急性期の炎症には15〜20分のアイシングが効果的
  • ・直接肌に当てない・長時間冷やし過ぎない
  • ・慢性痛では温めが適することもある

 

痛みがある時にしてはいけないNG行動

膝に痛みを感じたとき、間違った対応をしてしまうと、回復を妨げるだけでなく、状態を悪化させることがあります。
ここでは避けるべき行動を確認しておきましょう。

まず一番避けねばならないことは、「我慢してプレーを続ける」ことです。

痛みは体が発する警告サインであり、それを無視して運動を続けると、組織がさらに損傷し、治療期間が長引く恐れがあります。

また、痛みを一時的にごまかすための「自己流マッサージ」や、「市販の鎮痛薬の乱用」も注意が必要です。強く揉みすぎると炎症が悪化することもありますし、薬に頼りすぎると根本原因の見極めが遅れてしまうことがあります。

さらに、膝を冷やしすぎたり、温めすぎたりといった極端な温度管理も逆効果になる場合があります。違和感を感じたときは、まず安静と冷却を優先し、医師や専門家のアドバイスを受けて対応するのが安全です。

 

|膝に負担がかかるNG行動 vs 正しい対応行動

NG行動 推奨される正しい対応
痛みがあっても無理にプレーを続ける すぐにプレーを中止し安静にする
自己流マッサージを強く行う 専門家の指導によるリハビリや物理療法
市販薬で痛みをごまかし続ける 整形外科を受診し正確な診断を受ける
冷やしすぎ、または温めすぎる 状況に応じた適切なアイシングを行う

 

サッカーを続けるための膝のセルフチェック法

サッカーを続けていく上で、膝の状態を自分自身で把握しておくことはとても大切です。
ちょっとした違和感も、早期に気づき、ケアすれば大きなトラブルを防げます。

まず日常的にチェックしたいのは、「膝に腫れや熱感がないか」「押したときに痛む場所がないか」「階段の上り下りで違和感がないか」といったポイントです。これらは初期の炎症や半月板・靭帯の異常を示すサインとなります。

また、しゃがんだりジャンプをしてみて「膝が抜けるような感じがする」「左右で動きに差がある」などの場合は、筋力やバランスに問題がある可能性があります。

週に1度は鏡の前で膝の左右差や、歩き方のクセを観察するのも有効です。痛みが出る前に自分の体と向き合うことで、ケガの予防につながります。

簡単なセルフチェックを習慣化し、必要に応じてトレーナーや医師に相談できる状態を作っておくことが、長くプレーを楽しむためのカギになります。

 

|セルフチェック項目リスト(週1回目安)

チェック項目 YES/NO 備考
膝に腫れや熱を感じる 片膝だけの場合は注意が必要
階段の上り下りで違和感や痛みがある 半月板・靭帯に問題の可能性
押すと痛む場所がある 局所的な炎症が考えられる
動作中に膝が「抜ける」感じがする 靭帯損傷や筋力不足のサイン
以前より歩き方や膝の角度が変わっている バランスや可動域の問題かも

 

  • ここがポイント:
  • ・腫れ・熱感・圧痛・左右差は重要な観察ポイント
  • ・動作時の違和感は早期のサインになり得る
  • ・定期的なセルフチェックが予防につながる

 

まとめ・膝の痛み サッカー選手に多い原因と対策・治療法まとめ

膝の痛みは、サッカーを続けるうえで誰もが一度は向き合わねばならない課題ではないでしょうか。ジャンパー膝、半月板損傷、靭帯の損傷など、原因や症状はさまざまですが、共通して言えるのは「早めの対処、ケアが何より大切」ということです。

日々のストレッチや筋力トレーニング、テーピングなどで予防を心がけ、違和感がある時はアイシングや休養を取り入れて無理をしない。そして痛みが続く場合には、ためらわず整形外科で診断を受けましょう。

また、膝のセルフチェックを習慣化し、自分の体の変化に敏感になることも、ケガの再発防止には欠かせません。

膝の痛みに正しく向き合い、適切なケアと知識をもってサッカーを続けていくことが、パフォーマンス向上と長期的な競技生活の両立につながります。

 

監修:医療法人香華会 リボーンクリニック大阪院

 

 

|Q&A 膝の痛み サッカー

 

Q1. サッカーで膝が痛くなる主な原因は何ですか?

A. 急な方向転換やジャンプ動作、接触プレーによる膝関節への過負荷が主な原因です。半月板損傷、靭帯損傷、ジャンパー膝などがよく見られます。

Q2. 膝の痛みがあるとき、サッカーを続けても大丈夫ですか?

A. 痛みがある場合は無理にプレーを続けず、まずは安静・アイシングを行い、症状が長引くようであれば整形外科を受診してください。

Q3. ジャンパー膝とはどんな症状ですか?

A. 膝のお皿の下にある膝蓋腱が炎症を起こす状態で、キックやジャンプ動作を繰り返すことで痛みが生じます。進行すると日常動作でも痛みを感じます。

Q4. 予防に効果的なストレッチやトレーニングは?

A. 太もも(大腿四頭筋・ハムストリングス)、ふくらはぎ、股関節まわりのストレッチと、膝を支える筋力をつけるトレーニング(スクワットやヒップリフトなど)が有効です。

Q5. アイシングはどのように行えばよいですか?

A. 氷嚢などをタオル越しに当て、15〜20分程度冷却します。肌に直接当てず、冷やしすぎにも注意が必要です。

Q6. テーピングは膝の痛みに効果がありますか?

A. 正しく巻けば膝をサポートし、痛みの軽減や予防に役立ちます。ただし、自己流では逆効果になることがあるため、専門家の指導を受けてください。

Q7. 痛みの再発を防ぐにはどうすればいいですか?

A. フォームの改善や筋力バランスの調整を目的としたリハビリに取り組み、定期的なセルフチェックを行うことが大切です。

Q8. 膝のセルフチェックはどうすればいいですか?

A. 腫れ・熱感・圧痛・動作時の違和感などを確認し、左右差や歩き方にも注意を払いましょう。異常があれば早めの受診が推奨されます。

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