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リボーンクリニック 大阪院のコラム

幹細胞治療とは?効果・しくみ・対象疾患をやさしく解説

幹細胞治療について、効果・しくみ・対象疾患をやさしく解説

はじめに

再生医療という言葉はご存知かしれせんが、近年は「幹細胞治療」という言葉を耳にする機会が増えています。医療の現場というよりも、美容やアンチエイジングの分野でも話題になることが多いからかもしれません。「手術をしないで治療できる?」「若返りに効果があるって本当?」と関心を持たれる方が増えているようです。

ただ、幹細胞という名前は知ってるけど「幹細胞治療って結局どういうもの?」という疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。幹細胞治療とは、体が本来持っている修復力や再生力を引き出す最先端の治療法です。医療技術の進歩により、これまで難しかった病気やケガの治療に光をさす存在です。

この記事では、医療に詳しくない方にもわかるように、幹細胞治療の基本を丁寧に解説します。「聞いたことはあるけど内容は知らない」という方も、この記事を読み進めていただければ幹細胞治療の全体像をつかめるはずです。

幹細胞とは?

1. そもそも「幹細胞」って何?

幹細胞(かんさいぼう)は、簡単にいえば「どんな細胞にもなれる、再生能力を持つ細胞」です。私たちの体にはおよそ37兆個の細胞がありますが、幹細胞はその“もと”となる存在です。幹細胞の最大の特徴は以下の2つです。

  • 自己複製能:自分自身と同じ細胞を増やす力がある
  • 分化能:必要に応じて別の種類の細胞に変化できる

たとえば皮膚をすりむいても自然に治るのは、幹細胞が新しい皮膚細胞を作ってくれているからで、骨が折れても元に戻るのも、幹細胞の働きのおかげです。幹細胞は私たちの体の中で「修理屋さん」のような役割を担ってくれています。

2. 幹細胞の種類(ざっくりと紹介)

幹細胞には、多能性幹細胞と組織幹細胞という大きな括りで2つの種類があります。多能性幹細胞は、身体に存在する細胞なら、どんなものでも作り出すことのできるまさに万能な細胞です。一方、組織幹細胞には造血幹細胞や神経幹細胞などがあり、それぞれ特定の細胞にしか分化できない細胞となっています。

  • 多能性幹細胞:身体に存在する細胞なら、どんなものでも作り出すことができる
  • 組織幹細胞:決められたものにしか分化できない

私たちの体にある“再生の力”

幹細胞は、身体の中、骨髄や皮膚、肝臓、脂肪、歯髄、胎盤、臍帯、脳など、全身のさまざまな部位に存在し、私たちの健康維持に貢献しています。

これらの細胞を活用することで、失われた機能を取り戻す治療ができるのが「幹細胞治療」です。


「幹細胞 → 自己複製・分化 → 各種細胞」

この連載では、実際の治療で使われている「成体幹細胞」を中心に解説していきます。

 

幹細胞治療とは?

1. 幹細胞を“使って治す”とはどういうこと?

幹細胞治療とは、幹細胞の「修復する力」を利用して、体の壊れた部分や機能を回復させようとする治療法です。

幹細胞を患者の体内に戻すことで、傷ついた組織に集まり、炎症を抑えたり、新しい細胞を作ってくれたりします。薬や手術と違い、「自分の細胞の力を利用する」というのが大きな特徴です。

2. 投与の方法(点滴・局所注射)

治療法としては、大きく分けて以下の2種類があります。

  • 点滴:幹細胞を静脈から体内に入れることで、全身の調整や回復を図る方法
  • 局所注射:患部に直接幹細胞を注射する方法。関節や皮膚など、ピンポイントでの再生が目的です。

いずれも体に大きな負担をかけず、日帰りで行える治療が多くなっています。

どんな病気に使われているの?

幹細胞治療は、さまざまな疾患に対する治療が進んでいます。以下は代表的な例です。

関節の疾患

  • 変形性膝関節症や半月板損傷、変形性股関節症など、関節の痛みや炎症に対して幹細胞を注入。軟骨の修復や炎症の抑制が期待されます。

脳神経の疾患

  • 脳卒中後の麻痺やしびれ、記憶障害、構音障害、失語症などの後遺症に対し、神経の再生や修復を助けます。

脊髄の疾患

  • 脊髄損傷による麻痺やしびれ、歩行障害などの後遺症、その他、脊柱に関する疾患、ヘルニアの術後後遺症などに対し、神経の再生や修復を助けます。

糖尿病・肝疾患

  • インスリンを作る膵臓の細胞や、傷んだ肝細胞の修復に働きかけます。

美容・アンチエイジング

  • 幹細胞を使った肌の再生治療や育毛治療も人気。副作用が少なく、自然な若返り効果が注目されています。

今後、さらに多くの疾患への応用が見込まれています。

幹細胞治療が注目される理由

幹細胞治療が注目される背景には、以下のような多くのメリットが存在しています。

  • 関節疾患で手術を避けられる場合がある:幹細胞を注入することで、軟骨の再生で機能回復が起こる
  • 体に優しい:自分の細胞を使うため拒絶反応やアレルギーが少なく、副作用も少ない
  • 高齢者でも受けやすい:体への負担が少ないので、高齢の方にも適している
  • 入院不要:日帰りでの治療が可能です
  • 対処療法ではない:幹細胞で原因となる部分を修復再生させる根本治療が可能となる
  • 困難な治療に可能性が広がる:糖尿病や肝臓疾患などで根本的な治療の道が開かれる
  • 困難な症状への可能性が開ける:脳卒中、脊髄損傷などの後遺症でリハビリ以外の選択肢となる
  • 保険診療の限界を突破できる:治療方法がない、様子をみる、といった状況を打破できる可能性が高い

まとめ|幹細胞治療は「未来の選択肢」

幹細胞治療は、「自分の細胞の力で、失われた機能を取り戻す」ことを目指す新しい医療の最前線ともいえる治療方法です。関節や神経、内臓、美容など幅広い分野で応用が進んでおり、これまで治療が難しかった症状や病気に対しても、新たな選択肢をもたらしています。

手術に頼らず、体への負担も少なく、自然なかたちでの回復を促すこの治療法は、高齢の方や持病を抱える方にとっても希望の光となるでしょう。

今はまだ「最先端の治療法」かもしれませんが、今後さらに研究と実用化が進めば、より多くの人にとって身近な治療となる日も遠くないかもしれません。まずは、正しい知識を持ち、自分自身や大切な人の健康の選択肢の一つとして知っておくことが大切です。

当院は再生医療専門ですので、現時点でお悩みがございましたら無料相談からお問い合わせいただければと思います。

 

次回予告

【第2回】幹細胞の種類と特徴を解説|ES細胞・iPS細胞・成体幹細胞の違いとは?

幹細胞って一種類じゃない?それぞれの特徴や、どんな治療に使われているのかをわかりやすく紹介します!

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